観客も“物語の一員”に イマーシブ
シアター『泊まれる演劇』新作が大阪
にて11月より上演決定

ホテルに泊まりながら演劇を楽しむ新感覚ナイト・エンターテイメント「泊まれる演劇」の新作公演「泊まれる演劇『藍色飯店』」が、大阪にあるホテル「HOTEL SHE, OSAKA」で2021年11月11日(木)〜30日(火)に上演されることが決定した。
詩人・最果タヒとのコラボレーションルーム『詩のホテル』や、アーティストSIRUPとのコラボライブのオンライン配信など、新時代のホテルシーンを先導するような宿泊サービスを届けてきたブティックホテルブランド・HOTEL SHE, 。
そんなHOTEL SHE, が企画・プロデュースする「泊まれる演劇」は、ホテルの建物を舞台に繰り広げられる演劇を、ゲストが目の前で鑑賞・体感できるナイト・エンターテインメント。NYのオフ・ブロードウェイで話題の「イマーシブ・シアター(没入型演劇)」という手法を取り入れ、ホテルの中を自由に歩き回ったり、観客にも役割が与えられることで、客席とステージの境界を感じることなく、物語の世界に入り込んだような体験を楽しむことができる。
泊まれる演劇『藍色飯店』
実際のホテル全棟(3フロア・全1,200㎡)を舞台に繰り広げられる「物語体験」はチェックインと同時にスタートし、あらかじめ決められた開演・閉演時間はない。今回、時刻のわかるスマートフォンや携帯電話、時計類も、チェックイン時にすべて預けることとなり、時を忘れて長い夜の世界に没入できるという。脚本・演出は山崎彬(悪い芝居)。9月3日 (金) 20:00より一次チケット販売(抽選)が開始となる。
泊まれる演劇『藍色飯店』

客室には全室レコードプレイヤーを完備。

台湾などのアジアン料理をベースにした限定フードメニューやスイーツも用意されている(全てのドリンク・フードメニューは客室の持ち込みが可能)。
ストーリー
とある港町にひっそりと佇む HOTEL『藍色飯店』。
人気の老舗ホテルだったが、創業百年を迎えた年に何の前触れもなく廃業することに。
しかし、取り壊されることも生まれ変わることもなく、今もこの港町に佇み続けている。
泊まれる演劇『藍色飯店』
「藍色飯店」は時間を忘れたホテル。館内は白昼のようでもあり、真夜中のようでもある。
宿泊客自身も時を忘れるような極上の滞在を楽しむことができる。
そんな噂が囁かれはじめた二〇二一年秋、『藍色飯店』の灯りが再びともる。
日々仕事や家事に追われるあなたは、そんな誘い文句に導かれホテルにチェックインすることに。
手には差出人不明の招待状を握りしめて。
ロビーには異世界に迷いこんだような異様な空気が流れていた。
泊まれる演劇『藍色飯店』
「ここ藍色飯店では、時刻のわかるものは全てお預けください。
『藍色飯店』での過ごし方は自由。館内を散策される際はまずフロントまで。」
そう言われ自室に荷物を置き、わずかな休息を過ごした。
空腹の身体に染みこむ魯肉飯(ルーローハン)は噂通りの絶品だった。
泊まれる演劇『藍色飯店』
どのくらいの時が過ぎたのかわからずロビーにある時計を見るも、その針はピクリとも動いていない。
館内を散策しようとフロントに向かうと、
そこには “時を忘れた部屋を巡る旅” への切符が用意されていたーー。

アーティスト

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