假屋崎省吾の装花が彩る美のコラボレ
ーション オペラ『椿姫』(演奏会形
式)が上演決定 ヒロインに森麻季

2022年10月7日(金)Bunkamuraオーチャードホールにて、『オーチャードホール✕假屋崎省吾 ヴェルディ:オペラ≪椿姫≫ (演奏会形式)~Bunkamuraシアター・オペラ・コンチェルタンテ2022~』が上演されることが決定した。
昨年没後120年を迎えたイタリア・オペラの巨匠ヴェルディ。心躍る名旋律に彩られた傑作オペラを数多く書いているが、中でも≪椿姫≫は、指揮のゲッツェルが「ヴェルディ随一の“現代感覚な”オペラであろう」と語る通り、愛し合う二人が世間の波に翻弄されるという現代に生きる私達にも自然と共感が生まれるストーリー。ヒロインのヴィオレッタは、夜ごと夜会を催す華やかな館の女主人から、誠実な愛に応え幸せに溢れる恋人へと変貌し、最後には悲しい運命の下に死んでゆく、女性の様々な面を演じる役どころだ。
今回の上演は、シンプルに音楽に集中し、作品の真髄を感じられる演奏会形式。ヒロインには、全幕物のオペラへの出演が貴重な森麻季が登場する。さらに、会場・舞台装花は假屋崎省吾が担い、オーチャードホールならではの華やかな舞台を創り出す。出演者および假屋崎省吾のコメントが到着した。
假屋崎省吾
サッシャ・ゲッツェル(指揮)
≪椿姫≫のドラマは時空を超えて、今に生きる私達にも非常にリアルに共感できるものだと思います。音楽から、より自由に想像いただける演奏会形式で、その濃密なドラマを感じていただけますように!
ヴィオレッタ:森麻季(ソプラノ)
イタリア・オペラの中でもソプラノの最高峰作品≪椿姫≫に表現されるヴェルディの音楽の華やかさ、繊細さ、奥深さを、ヴィオレッタの愛に満ちた心情を通して、全力を投じて演じたいと思います。
アルフレード:山本耕平(テノール)
アルフレードの音楽には緊張感や喜び、失望、怒り、恐れや悲しみなど沢山の感情が緻密に描かれています。無知で愚かなところもあるけれど、まっすぐで情熱的な彼を精一杯歌い演じたいと思います。
ジェルモン:大西宇宙(バリトン)
ジェルモンはヴェルディ作品中屈指の難役。複雑な人物像が巧みに描かれており、私にとっても、バリトンの歌手として新たな領域への挑戦です。素晴らしいチームで紡ぐトラヴィアータの世界、ご期待ください。
【会場・舞台装花】 假屋崎省吾(華道家)
椿は、花びらが散るのではなく、咲いたままの形でポトリと地面に落ちる花。まさに愛に殉じて儚く死んでゆくヴィオレッタのイメージに重なります。このオペラの舞台は19世紀のパリ。当時は日本から伝わった椿の花が非常に高価で人気の花だったそうです。私達日本人と椿姫の意外な接点でもある椿の花で、この名作オペラを彩りたいと思います。

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