吉川晃司 Birthday Night、ファンに
贈るBIGなプレゼントとは

感謝しながら、冒険していく。過去を発掘しながら、未来を切り拓いていく。さらなる“プラス”を生みだしていく'SINGLES+'と'B-SIDE+'。
アニバーサリー・イヤーだからこそ出来ること、喜んでもらえることをやりたい。そんな意図のもと、企画されたのが『KIKKAWA KOJI 30th Anniversary Live 'SINGLES+'』。各会場2DAYS開催で、それぞれ完全に別メニューというのが大きな特徴になっている。シングル曲、代表曲に加えて、レア曲も加えたスペシャルなメニューで、2日間合わせて約50曲。だがこれでもまだ網羅しきれない。30年間歌い続けるとはそういうことだ。

誕生日直前の8月16日に武道館で開催される『KIKKAWA KOJI Birthday Night 'B-SIDE+'』は 、'SINGLES+'2daysに収まりきらなかった楽曲が数多く披露される特別な夜となっていくだろう。'B-SIDE+'というタイトルどおり、『真夜中のストレンジャー』や『無口なmoonlight』など、カップリング曲も選ばれているが、それ以外のサプライズ曲も数多く披露される予定。Birthday Nightならではのスペシャルな企画もある。感謝の気持ちを込めた参加者へのプレゼントも用意されている。
が、みんなで一緒に祝うというだけで終わらないのが'B-SIDE+'の'+'たるところ。「誕生日ということで、やりたいことを思う存分やらせてもらいます」とは本人の弁。その言葉を裏付ける驚きのメンバーが顔を揃えた。ベースの後藤次利、ドラムの山木秀夫という超強力なリズム隊も「この2人でなければ成立しないグルーヴ、リズムがある」という吉川の音楽的な熱意によって実現した。カップリングという枠を越えて、この顔ぶれでセッションしたいという基準で選ばれた曲もある。『MISS COOL』もそうした曲のひとつ。キーボードの矢代恒彦の参加も30年という歴史の中での必然。CASIOPEA 3rdのリーダーであり、超絶テクニックを駆使するフュージョン界屈指のギタリスト、野呂一生が同じステージに立つことも驚きだった。吉川との異ジャンル・ギターバトルを実現させるべく、COMPLEXの曲も選曲されている。“B-SIDE”の“B”とは“Battle”の“B”でもありそうだ。
山根麻以坪倉唯子という歌唱力豊かな2人の女性シンガーがコーラスで参加しているのも新たな試み。ローリングストーンズにおけるリサ・フィッシャーのように楽曲をカラフルに彩っていくだろう。大人の色気やダンディズムが際立つステージ。'B-SIDE'という言葉には表に対する裏というニュアンスもある。30年間、整備された表通りではなくて、裏道、時には道なき道を進んできた吉川の反骨精神を象徴する言葉でもありそうだ。つまり“Backstreet”の“B”。やんちゃさと冒険心を忘れないという意味では“BOY”の“B”も加えたくなる。そうした彼のライフスタイルを体現した歌も歌われるだろう。イントロでどよめきが起こり、エンディングで深い充足感に包まれる場面もたくさんありそうだ。新たなる音楽の可能性の扉を開く分岐点になるかもしれない。
'B-SIDE+'と 'SINGLES+'2daysを合わせると、70曲を越えそうだ。ひたすら音楽そのものによって、アニバーサリー・イヤーと誕生日を祝っていくところも彼らしい。
彼とともに成長し続けてきた歌がたくさんある。歌うことは刻むこと、確認すること、再発見すること、そして共有すること。'SINGLES+'と'B-SIDE+'から見えてくるのは30年間の過去の軌跡だけではない。温故知新。観る側にとっても、未来を切り拓いていく上で必要な何かを受け取っていくプラスの場になっていくに違いない。

dwango.jp news

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