石原さとみ、1年9ヶ月ぶりの女優復帰
に「今の私だからこそ、できる役」 
映画『ミッシング』が2024年公開へ

映画『ミッシング』が制作されることが決定。2024年に全国公開を予定していることがわかった。
『ミッシング』では、WOWOW製作幹事、『新聞記者』『MOTHER』『ヤクザと家族 The Family』などのスターサンズが企画、ワーナー・ブラザース映画が配給を担当。『ヒメアノ〜ル』、『愛しのアイリーン』、『空白』などの吉田恵輔監督が監督・脚本を手がける。
とある街で起きた少女の行方不明事件。あらゆる手を尽くして娘を探すも、有力な情報も手掛かりも無いまま既に3ヶ月が経っていた。娘が行方不明になった時、母・沙織里は好きなアイドルのライブに足を運んでいた。その事実と茶髪メッシュの風貌ゆえに、ネット上では「ライブ狂いで育児放棄の母」という誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、徐々に冷静になっていく夫との温度差を感じ始め、夫婦喧嘩が絶えなくなっていく。事件発生当初こそメディアも大きく取り上げ注目を集めていたが、時間が過ぎるほど世間も興味を失っていき、マスコミの関心も薄れていく。そんな中、地元のテレビ局だけは奔走する沙織里の取材を続けていた。
主演をつとめるのは、石原さとみ。石原は、1年9ヶ月ぶりの女優復帰となる本作で、娘の失踪事件をきっかけに情報の荒波に巻き込まれ翻弄されていく母親を演じる。本作の撮影は、3月23日より開始しており、現在は撮影中だ。
主演の石原、吉田監督のコメントは以下のとおり。
石原さとみ(主演)
6年前、吉田監督に、どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい、と直談判しに行きました。
そこから数年後、この作品の連絡を頂き、嬉しさのあまり叫びました。
妊娠出産を経て、ついに憧れの吉田組で1年9か月ぶりのお芝居を今しています。
我が子という自分の命よりも大切な存在を知った今、この役柄は本当に辛く苦しく精神が削られます。
ですが、今の私だからこそ、できる役です。
大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます。
吉田恵輔(脚本・監督)
本作は自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品になります。
執筆中から何度も手を止めてしまうほど、辛く苦しい現実を描きました。
主演の石原さんを筆頭にキャスト達はメンタルが削られる芝居の連続だと思います。
しかし、どんな状況でも前に進む強さ、他者への想像力や共感。
人間の愚かしくも美しい瞬間を撮影できたら幸いです。
どうか我々の覚悟が皆様に届きますように。
※吉田恵輔監督の「吉」は、士の部分は土が正式表記
『ミッシング』は2024年 全国公開。

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