【Dumyy Lou ライヴレポート】
『The Dumyy Lou レコ発LIVE』
2023年3月30日 at 下北沢SHELTER
OIKOS MUSICから3月29日にデビューした、モウリケイタ(Vo&Gu)が率いるDumyy Lou。宮田‘レフティ’リョウ(Ba)、TETSUYUKI YAMADA(Dr)、ハルカ(Gu)の“ROCK HOMIES”(※「HOMIES」は連れ、仲間という意味)というかたちで、デビューミニアルバム『The Dumyy Lou』を引っ提げたレコ発ライヴを3月30日に敢行。この場所で“どれだけ命を削れるか”(モウリケイタ)と意気込んでいた彼らの門出となる本公演には、熊本発のミクスチャーバンド・BACKSHOW、数々のフェスで席巻してきた3ピースバンド・リアクション ザ ブッタが参戦。3組がそれぞれのポテンシャルを発揮したパフォーマンスで観客を沸かせた。
■ BACKSHOW ■
トップバッターのBACKSHOWは、登場から自身のフラッグを掲げて観客を鼓舞。重厚なミクスチャーナンバー「一点突破」で会場を一気にアツくさせると、続く「夏晴れ」では一転、明快なヒップホップチューンでフロアを沸かせる。そんな硬軟のギャップがまさに彼らの魅力。3MCの個性豊かなラップはもちろん、彼らの無限大の可能性を知らしめるがごとく繰り広げられる多彩なナンバーで、観客を楽しませてくれた。MCではフロントの3人…と思いきや、ドラムのTSUBASAが前に登場。陽気なキャラクターで会場を温かな空気に変える一方で地元・熊本県にある、えがお健康スタジアムでの音楽フェス開催という夢も口にする。ライヴの勢いはそのままに夢へと向かって突き進もうとする真っすぐな彼らの想いが、観る者の心にも響いた。
■ リアクション ザ ブッタ ■
続いて登場したのは、佐々木直人(Ba&Vo)、木田健太郎(Gu)、大野宏二朗(Dr)による3ピースロックバンドのリアクション ザ ブッタ。“漢が作ったロックライヴ。俺たちも全部出していきます!”(佐々木)と、対バン2組に呼応するように会場を盛り上げ、持ち前の美メロと歌を存分に響かせる。「ドラマのあとで」「オンステージ」を皮切りに、ユニークな曲展開もインパクト大の新曲「Voyager」を含む6曲を披露。後半、「Loopy」「リード」と求心力のあるナンバーを聴かせ、観客も“待ってました!”と言わんばかりに高々と手を挙げて、彼らのライヴに陶酔。圧巻のパフォーマンスでバンドの存在感を見せつけた。
■ Dumyy Lou ■
締めを飾るのはDumyy Lou。“ぶっ飛ばすぞ、下北!”とモウリケイタが叫び、ミニアルバムの1曲目でもある「空前絶後のジェネレーション」で幕を開け、会場は一気にヒートアップ。“ロックンロールで世界を変えてやる!”“俺がやってきたロックンロールを全部置いていくから”“俺らは本気でロックンロールを証明していく”――そんな気概あふれる言葉を体現するかのように、全身全霊のパフォーマンスで観客をくぎ付けにする彼ら。ソリッドでダンサブルな「Dancing.19」でフロアを揺らし、続けてグッドメロディーが心地良い「Lip Stick Baby」を響かせる。最新作にも収録された小気味良いラブソング「アイボリー、」では、自然と手拍子が起こり、観客も微笑みながら歌に聴き入っていた。さらに、ミニアルバム未収録の既存曲「東横線ダーリン」を聴かせる。セットリストに彼の“これまで”と“今”を詰め込み、彼の歩みも感じさせてくれた。
モウリケイタはもちろん、彼のナンバーを全力で鳴らす宮田、TETSUYUKI YAMADA 、ハルカの“ROCK HOMIES”の姿も印象的で、 “どこに出しても恥ずかしくないロックンロール”(宮田)と太鼓判を押す、愛してやまない音楽をこんなにも楽しそうに届けてくれること、そんな音楽をライヴハウスで楽しめることに、コロナ禍を経た2023年の今だからこそ感動を覚えずにはいられなかった。
後半、息遣いも聞こえてくるような緊張感に包まれ、語り掛けるように歌い出すモウリケイタ。20歳の彼が10代に感じた葛藤や不安をストレートに打ち出したエモーショナルなナンバー「葛走とライター」を歌い叫ぶ。真骨頂とも呼べるロックンロールの音像を、命を懸けて届けようとする姿から目が離せない。同時にモウリDumyy Louの代表曲ともいえるこの曲を、この先、何百回、何千回と届けてくれるのだろうと、未来への期待も高めてくれた。そして、古き良きロックンロールの醍醐味が詰まったゴキゲンなナンバー「My Life is Rock’n’roll」、10代最後の言葉が詰まった疾走感あふれる「TEEN AGE」で最後の最後までアツくさせ、会場は最高潮の盛り上がりに。鳴りやまない手拍子の中、“こんな最高の日は何て言葉で表したらいいだろう”(モウリケイタ)と高揚しながら、予定外のアンコールでは再び「空前絶後のジェネレーション」を披露。熱気を帯びたライヴハウスを見渡し、感慨深げな表情を浮かべるモウリケイタ。何度も言葉にしてロックンロールへの想いを体現した彼の姿が本当に頼もしく、そして眩しく見えた。
モウリケイタはもちろん、彼のナンバーを全力で鳴らす宮田、TETSUYUKI YAMADA 、ハルカの“ROCK HOMIES”の姿も印象的で、 “どこに出しても恥ずかしくないロックンロール”(宮田)と太鼓判を押す、愛してやまない音楽をこんなにも楽しそうに届けてくれること、そんな音楽をライヴハウスで楽しめることに、コロナ禍を経た2023年の今だからこそ感動を覚えずにはいられなかった。
後半、息遣いも聞こえてくるような緊張感に包まれ、語り掛けるように歌い出すモウリケイタ。20歳の彼が10代に感じた葛藤や不安をストレートに打ち出したエモーショナルなナンバー「葛走とライター」を歌い叫ぶ。真骨頂とも呼べるロックンロールの音像を、命を懸けて届けようとする姿から目が離せない。同時にモウリDumyy Louの代表曲ともいえるこの曲を、この先、何百回、何千回と届けてくれるのだろうと、未来への期待も高めてくれた。そして、古き良きロックンロールの醍醐味が詰まったゴキゲンなナンバー「My Life is Rock’n’roll」、10代最後の言葉が詰まった疾走感あふれる「TEEN AGE」で最後の最後までアツくさせ、会場は最高潮の盛り上がりに。鳴りやまない手拍子の中、“こんな最高の日は何て言葉で表したらいいだろう”(モウリケイタ)と高揚しながら、予定外のアンコールでは再び「空前絶後のジェネレーション」を披露。熱気を帯びたライヴハウスを見渡し、感慨深げな表情を浮かべるモウリケイタ。何度も言葉にしてロックンロールへの想いを体現した彼の姿が本当に頼もしく、そして眩しく見えた。
撮影:Yuto Fukada/取材:齊藤 恵
■Dumyy Lou 『TEEN AGE』MUSIC VIDEO
https://youtu.be/bEW3G17bHZU
https://youtu.be/bEW3G17bHZU