ラーメンイメージ

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炎上続きのラーメン界隈 またラーメン界隈が炎上している。
 4月4日、宇都宮の人気家系ラーメン屋の店主が、「最近多いんですけど... 家でもご飯食べたら丼にティシュとか入れるお方なんですかね? ご飯食べた終わったらティシュをごみ箱に捨てないで奥様に捨ててもらってるんですかね? 共有物なのでやめていただきたいです」とツイート。
 食後に、空いた丼に使用済みティッシュを捨てて帰る客に苦言を呈したのだが、これにラーメンフリークが反応。ティッシュを入れるべきか否か、議論が巻き起こった。
 4月11日には、ラーメン二郎京都店の店主が、「ニンニク入れますか?」の問いに「普通で」と答えた客に対して高圧的な態度をとった上、ツイッターでエゴサして逆ギレするという恐ろしいムーブを披露。こちらも、「これでこそ二郎」「これだから初見は入れない」と賛否両論が集まる騒ぎとなっている。
 正直、丼にティッシュを入れても、二郎のコールが「普通」でもどうでもいいのだが、ここでひっかかるのが、ラーメン店主はなぜこんなにも炎上するのかということ。
なぜこんなことが起きるのか 店主がヤバいということで思い出すのは有名ラーメン店「青葉」店主・拉致監禁暴行事件。これは2005年に起きた本当の意味での事件(刑事事件)だ。
「青葉の味は自分が教えてやったのに、有名になって謝礼も挨拶もないので頭にきた」と、ラーメン店「秋葉家」店主が、「青葉」の店主である芳賀良則さんを拉致。パンツ姿にして撮った写真を、当時「青葉」のカップめんを発売していたサンヨー食品に「青葉の味はオレのもの」といった内容の実名入り手紙と一緒に送ったのだ。
 恥ずかしい写真を撮って支配下に置こうとするとは、まるで半グレ集団のやり口だ。
 そもそも、ラーメン屋店主は見た目からして、威圧感がある。
 揃いの黒いTシャツを着て、腕組みをして、威嚇。作務衣を着て、腕組みをして、威嚇。
「どこにもない、どこにも属さない味を追求し続け……関わる人すべてを幸せに」と言いつつ、腕組みをして、威嚇。一般的に腕組みは、相手への拒絶を意味するのだが。
 ラーメン店主は厳しい修行を積んでおり、忍耐深く、人間的にも信頼できると思われがちだが、実はそんなこともない。
「10年間の修行よりも濃密な7日間」をキャッチコピーに、ラーメン店開業に必要なノウハウをすべて学べる「ラーメン学校 食の道場」という塾があるのだが、ここの卒業生8名がミシュランガイドに掲載されているのである。
 つまり、有名店で何十年と修行しなくても、素人が7日間塾に通うだけでトップになれるのが、ラーメン業界なのである。
 定期的に批判されるラーメン界隈。炎上はある意味必然のことなのかもしれない。

文/編集部

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