木村達成ら出演の官能的な名作悲劇、
舞台『血の婚礼』 演出・杉原邦生が
再編集したバージョンを衛星劇場にて
放送

CS放送「衛星劇場」にて、2022年に東京・Bunkamura シアターコクーンほかで上演された、舞台『血の婚礼』を2023年5月14日(日)にテレビ初放送することがわかった。
レオナルド:木村達成   撮影:宮川舞子
レオナルド:木村達成、花嫁:早見あかり   撮影:宮川舞子
本作は、スペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる官能的な名作悲劇。演出は、国内外の戯曲だけでなく歌舞伎の演出も手掛けるなど、演劇界から熱い注目を浴びる気鋭の演出家、杉原邦生。また今回の上演のために、スペイン演劇の翻訳を多数手がけてきた田尻陽一氏が新たに翻訳し2022年版の上演台本を完成させた。
花婿:須賀健太、花婿の母親:安蘭けい   撮影:宮川舞子
花嫁:早見あかり   撮影:宮川舞子
出演者は、様々なジャンルで活躍をみせる、実力派俳優が集結した。ひとりの女性を奪い合うレオナルドと花婿を演じるのは、ミュージカルは勿論のこと近年ではストレートプレイや映像でも存在感を放つ木村達成と、幅広い作品で活躍する実力派となった須賀健太。レオナルドと花婿の間で揺れ動く花嫁役には、早見あかり。そして、息子を溺愛する“花婿の母親”を演じるのは、安蘭けい。
花婿:須賀健太    撮影:宮川舞子
花婿の母親:安蘭けい   撮影:宮川舞子
本作は、実際に起きた事件を元に1932年に執筆され、翌年にロルカ自身の演出によりスペインで初演、同年にアルゼンチンでも上演された、ロルカの3大悲劇の1作。舞台はスペインのアンダルシア地方。婚約した一組の若い男女が互いの家族の期待を背負いながら結婚式を迎えようとする姿、そしてそこに現れた花嫁の昔の恋人がすべてを変えてしまう抑えきれない愛を描く。
なお、今回放送されるのは、配信版から、演出・杉原邦生が再編集したバージョンとなる。
【あらすじ】
南スペインのアンダルシア地方のとある村。母親(安蘭けい)と二人暮らしの“花婿”(須賀健太)は、父親と二人暮らしの“花嫁”(早見あかり)と結婚したいという想いを母に告げる。母親は、溺愛する息子の成長を喜びつつも、ただ一人の家族の旅立ちに複雑な想いがのこる。花嫁は優しく家庭的な娘と聞くが、気にかかる噂がある。息子と恋仲になる以前、心を通わせた男がいるという。男の名はレオナルド(木村達成)。かつて、レオナルドの一族に母親の夫と息子は殺されたのであった。レオナルドは花嫁との恋が破局した後に、花嫁の従妹と結婚し、今は妻子と姑との四人で暮らしていた。レオナルドの友人でもある花婿は、心配ないと母に明るく語る。
花嫁は、花婿と幸せな家庭を築くと決意していた。しかし、花嫁の目の前に現れたのは、かつての恋人・レオナルド。思いもよらない人物の出現に激しく心が揺さぶられる花嫁。忍び寄る不穏な闇…。2人の男の愛がひき起こす、婚礼の日に起きる悲劇とは…。

舞台『魔界転生』(2021年公演)
KERA CROSS第四弾『SLAPSTICKS』
さらに、木村達成が出演した、KERA CROSS第四弾『SLAPSTICKS』、舞台『魔界転生』(2021年公演)も放送されるので、こちらもチェックしておこう。

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