【SHARE LOCK HOMES
インタビュー】
自分たちの持ち味を
いかに表現するかを考えて制作した
最初にメンバーで話し合った時は、どういう曲にしようと?z
SHIRAHAN
忍者特有の疾走感であったり、和の要素を入れたいとか話し合いましたね。日本独自のテイストがあって、大人っぽい落ち着きもあって、エンディングテーマとしてハマるもの。あとは、歌詞で遊びたいって。
YUMA
歌詞は基本的に各々が自分が担当するパートをで書くといった感じです。サビはRYOくん、ラップは俺とSHIRAHAN、英語のところはKARASUと、なんとなくの役割分担ができていて。
RYO
お互い情報を共有して、擦り合わせがら書いていくみたいな感じです。
いわゆるベタな忍者感が出ているところもありますね。
RYO
子供が口に出して言いたくなるワードを意識しました。『ニンジャラ』はゲームもアニメも海外で人気なので、海外のユーザーにも刺さるようにも考えて。
YUMA
《芸者/南無さん/富士山/寿司/天ぷら/わびさび/わさびに抹茶》という頭のベタなワードは『ニンジャラ』で相手を倒した時に言う言葉なんです。
SHIRAHAN
《イッポン》もそうだし、だいたいは実際にゲームの中に出てくるワードです。
歌詞で特にお気に入りのワードはありますか?
YUMA
手で印を結んで言う《臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前》のところですね。あと、TVサイズでは出てこないけど、SHIRAHANのバースの最後に出てくるコーラスの《(alright')》が好きで、ここはライヴでみんなと一緒に言いたいと思っています。その前のSHIRAHANのバースがすごく歌いづらいので、それをちゃんと歌えたことを、みんなで《(alright')》って叫んで喜び合うみたいなイメージで(笑)。
SHIRAHAN
ラップでも歌でもなく、《あっぱれ、生け花、囲碁、将棋、旨味、極み〜》と早口で単語を並べているだけなので、自分でも途中で何を言っているのか分からなくなります。
ちょっと「ポケモン言えるかな?」みたいな感じですね。
SHIRAHAN
そうそう! 正直言ってそれは少し意識しました。子供って単語の羅列を言いたくなるじゃないですか。
YUMA
あと、何を意識したんだっけ?
SHIRAHAN
H Jungle with tさんの「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜」。浜田雅功さんの早口のラップがあるじゃないですか。あそこって当時、子供ながらにすごく言いたかったところだったので。そういう意味では、この曲の冒頭部分もそうで、思わず言いたくなって、言えたら気持ち良いみたいなことは考えて作りました。
RYO
サビもこだわっていて。『ニンジャラ』は海外でも人気があるということで《Jah love!Jah love!Jah love!》は英語なんですけど、“ジャラジャラ”に聴こえたり、《She know!》と《Beat!》で“忍び”になるとか、結構遊び心を持って作りましたね。
YUMA
ただ、ゲームやアニメもそうですけど、実際の忍者についても調べて作詞にしていて、まさかこんなに忍者について詳しくなるとは思いませんでした(笑)。
そのうち忍者になれるんじゃないですか?(笑)
YUMA
なりましたよ(笑)。MVの話ですけど。忍者の里で撮影したんです。みんなで忍者の衣装を着て、からくり屋敷で撮影したり。印を結ぶ時の手の動きとか手裏剣の投げ方とかいろいろ教わったんですけど、どれも難しくて。俺らには忍者は無理だと思いました(笑)。
RYO
MVは“踊ってみた”の動画をいつも撮っていただいているカメラマンの方に撮っていただいて、監督を務めてくださった方も10年以上のつき合いのある方という、気心の知れた仲間と一緒だったから楽しい撮影になりました。いろんなシーンがあるので、僕らの良さがふんだんに出せているんじゃないかと思います。
YUMA
ほぼ踊っていませんけどね(笑)。
ライヴで披露する時は、もちろんダンスもついているんですよね。
YUMA
はい。振り付けはこれから考えるんですけど、サビとかお客さんも一緒に踊れる感じにできたらいいなと思っています。振り付けの担当が今日いないKARASUなんですよ。忍び足とか手裏剣を投げるポーズとか、たぶん忍者の動きを参考にして考えるんじゃないかな?
この夏はさまざまなイベントに参加されていますが、みなさんのライヴの魅力は?
YUMA
曲調もジャンルもいろいろなので、1グループのライブなのにいろんな対バンが出てくるみたいな感じで、飽きないと思います。
SHIRAHAN
しっかり起承転結があって、お客さんが休めるところも汗をかけるところもありますし。楽曲だけ並べて聴くとガチャガチャしていますけど、意外としっかり構成してまとまっているので観応えがあると思いますね。
RYO
一緒に歌えたり一緒に踊れたり、参加して楽しめるライヴなので、イベントなどで僕らの名前を見つけたら、ぜひ足を運んで観ていただけたらと思います。アニメ『ニンジャラ』で僕らの曲を気に入ってくださったお子さんや海外の方も大歓迎です!
取材:榑林史章