【小倉 唯 インタビュー】
11年目の最初のシングルなので、
何かチャレンジしたいと思った
いろんな推し活をしている人が
共感してくれる曲を目指した
カップリングの「トキメキWeekend!」は推し活がテーマだそうですね。
“推しに会える週末”がテーマです。11月23日にライヴも控えていますし、自分のライヴやイベントに来てくださる方が、この曲を聴いてモチベーションを高めてもらえたら嬉しいなと思って作りました。でも、それだけでなく、最近は“推し活”がトレンドでもあるので、そういう今っぽさやTikTokも意識しています。いろんな推し活をしている人が共感してくれる曲を目指しました。
こちらも小倉さんが作詞に参加されていて。
はい。《ビジュ良すぎて ため息出ちゃいます》とか《1コメ》とか《スクショ》とか、現代的なワードが散りばめられているのがポイントです。《キミと同じ時代に生まれて感謝です》というフレーズは、イベントでファンの方から実際に言われたことがある言葉で、ファンの方からも、そうやってたくさんインスピレーションをいただいています。
先ほど“時間が足りない”とおっしゃっていましたが、もし週末に休みが取れたらやりたいことはありますか？
いろいろやりたいことはありますが、結局はショッピングとかサロンに行って時間を費やすと思いますね。この間も朝から夜まで、美容室を2軒はしごしたり。
美容室を2軒って、どういう違いが？
トリートメントやカットの美容室と、エクステを付ける美容室で、それぞれ分けて行きました。そこからさらにまつ毛パーマに行ったりすると、もうそれだけで一日が終わってしまって。でも、そういうのって“美容あるある”だと思いますよ！
そして、「アステリア」は心温まるバラードですね。
はい。ただ寂しいだけじゃなく、温かさや前向きさが出ればいいなと思っていたのですが、まさにそれを体現できたんじゃないかと思います。歌詞は編曲の鶴﨑輝一さんからアイディアをいただいて、星座を意味するタイトルも鶴﨑さんがつけてくださいました。星座をキーワードにするのは素敵だと思ったので、そこから言葉を紡いでいった感じです。自分の周りの大事な人だったり大切なものが、何かしらのきっかけでなくなってしまったような。広い意味でとらえられるように書いているので、過去の思い出とか名残惜しさとかを抱えている人にはぴったりかもしれませんね。ただ寂しいだけではなく、前を向いて少しずつ思い出を消化していくような曲にできたんじゃないかなと。あと、星空など情景が浮かぶワードが散りばめられているので、この曲の世界観を楽しんでいただけたら嬉しいです。歌声にもこだわっていて、自分の生の言葉感というか、モノローグっぽさを出したかったんです。サビは結構歌い上げていますけど、Aメロとかはポツポツと言葉を置いていくようなかたちで録っていて。マイクの位置をいつもより近づけるなど、こだわってレコーディングしました。
歌詞の冒頭で《Ah もう一度見たい景色とか いくつもあるんだ》と歌っていますが、10周年ライヴのMCでも“みんながいてくれたらこの景色が見れた”と言っていたので、ファンへのメッセージも込められているのかなと思いました。
歌詞を書いた時はライヴで歌うこともイメージしながら、ファンの方と一緒にこの曲の世界観や温かさを共有できる曲になったらいいなと思って書きましたね。
何かレコーディングの時にイメージした情景はありましたか？
純粋に星空をイメージしました。《Ah 砂に落ちてく ひとしずく そっとね 掬って》など、歌詞に出てくる描写がとても鮮明で具体的だったので、日が沈んだ海辺で星空を見上げながら思いに浸っている様子をイメージしました。せっかくなので、星空の下で聴いてもらえたらいいなとも思います。
ぜひ、ライヴで聴きたい3曲ですね。12月13日には7月に開催された10周年ライヴの夜公演を収録したBlu-ray『小倉 唯 Memorial LIVE 2023〜10th Anniversary Assemble!!〜 Blu-ray』もリリースされますね。
10周年の集大成となるライヴだったので、すごくプレッシャーがあって。無事に終わってホッとした気持ちが大きかったですね。声出しが解禁された公演だったのですが、お客さんの勢いやパワーがこれまで以上に感じられて、10周年のライヴに対するみんなの想いが映像からも伝わってきました。
本作の観どころはどこですか？
このライヴでしか表現できないこともあったと思うので、そういった部分も感じながら楽しんでほしいです。時間が経って、改めてライヴを映像で観ると、当日に感じたものとはまた違う発見があるんじゃないかと思います。会場へ来られなかった方はもちろん、来てくださった方も楽しんでいただける内容になっているので、ぜひ観ていただきたいです。
そして、11月23日にはパシフィコ横浜 国立大ホールで『小倉 唯 Memorial LIVE 2023～To the 11'Eleven～』が開催されます。7月に開催された10周年ライヴと同じくタイトルに“Memorial”とついていますね。
同じ2023年のライヴですし、10周年から11年目へのバトンタッチ感が出せたらと思ってつけました。11年目初のワンマンライヴなので、私もお客さんも新しい発見がある公演になったらいいなと思っています。セットリストを工夫してみたり、演出面でも今までやったことのないことにチャレンジしてみたいとも思っていて。特に映像コーナーには力を入れて、楽しい内容になっているので、ぜひ楽しみにしていてください。
最後に11年目にやりたいことは何かありますか？
結構いろいろやっているからなぁ。でも、ライヴツアーはしばらくできていなくて。コロナ禍前にやったのが最後なので、久しぶりにまたツアーがやりたいですね。
取材：榑林史章
「Empty//Princess.」MV
「トキメキWeekend!」試聴動画
「Love∞Vision」
(Memorial LIVE 2023
～10th Anniversary
Assemble!!～ver.)
「Happy Strawberry」
(Memorial LIVE 2023
～10th Anniversary
Assemble!!～ver.)
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