東京芸術劇場、コンサートオペラ vo
l.9 喜歌劇『美しきエレーヌ』を上演
 タイトル・ロールは砂川涼子、語り
で土屋神葉が出演

2024年2月17日(土)「東京芸術劇場コンサートオペラ vol.9 オッフェンバック作曲 喜歌劇『美しきエレーヌ』」が開催される。
「東京芸術劇場コンサートオペラ」は、東京芸術劇場の大規模改修後の2013年に始まり、オペラを通した創造発信、オーケストラと連携した自主事業の充実や、知られざる作品・日本で上演機会の少ない名作を発掘し、取り上げることを目的としている。また、東京芸術劇場の音響空間をより楽しめるように敢えて演奏会形式での上演を続けている。9回目を迎える本年度は、オッフェンバック作曲の喜歌劇『美しきエレーヌ』を取りあげる。
『美しきエレーヌ』は、オッフェンバックがたどり着いた「オペレッタの文法」的作品であり、ギリシャ神話、トロイア戦争の物語をパロディ化し、人妻の不倫や社会的地位のある人々の放蕩ぶりを風刺している。1864年の初演は“伝説に残る大勝利”(by アラン・デュコー)だったといい、主役のエレーヌを演じたオルタンス・ジュネデールの人気を不動のものとした。粋な風刺と笑いと愛の物語、それを彩る、耳なじみの良い美しい音楽。欧州では頻繁に上演され、舞台を収めた映像作品もいくつもあるほど、オペラファンから愛されている。
通常のオペレッタでは、歌手が台詞部分も担当するが、今回は、2020年に第15回 『声優アワード』新人男優賞を受賞し、今後の活躍が期待される土屋神葉を迎え、曲間に、日本語による語りを挟みながら、劇が進行していく。今回タクトを振るのは、東京芸術劇場のオペラ制作の現場を支え続け、『2021年度 全国共同制作オペラ 東京芸術劇場シアターオペラvol.15 團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)』 を指揮した辻博之。台本・構成演出は、ウィーンを拠点に演出家としての実績を着実に重ねる佐藤美晴。またキャストには、タイトル・ロールの砂川涼子、パリスを演じるテノールの工藤和真をはじめ、実力派歌手が揃った。

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