新たなユニット・アスタレーヴが渋谷
で初めてのステージに立つ! 『Re:ス
テージ! Aster Reve 1st EVENT ~Ch
ain of FlowerS~』レポート

夢を目指して懸命にがんばる女子中学生アイドル達の姿を描いたメディアミックスプロジェクト『Re:ステージ!』。そこから昨年5月に誕生し、暮れに1stマキシシングルも発売された新生ユニット「アスタレーヴ」待望のお披露目公演が1月21日・渋谷ストリームホールで昼・夜の二部構成で開催された。歌はもちろんミニゲームやトークなどでファンと共にアスタレーヴの初ステージを祝った第1部の様子をレポートしよう。
■オルタンシアの思いを受け継ぎ、アスタレーヴが走り出す!
『Re:ステージ!』の人気ユニット・オルタンシアの伊津村紫(CV:小澤亜李)と、オルタンシアを影から応援し続けてきたクラスメート・水篠苑(CV:篠原侑)による新ユニット・アスタレーヴ。そのリアルイベントでのお披露目公演に多くのファン・リメンバーが集結。イベントは昼・夜の二部構成で開催されたが、第1部は満員御礼。渋谷ストリームホールのオールスタンディングフロアは超満員となり、開演に向けて場内の空気は嬉しげなざわめきと共に熱気を増していった。
「みんなーワクワクしてるー?」
開演直前に響き渡る紫の声にスタート前から場内は大歓声に包まれた。紫のノリの良い生ナレーションによる注意事項の説明に、ファンも逐一「はーい!」と返事を返して、イベントへのウォーミングアップは万全。そしていよいよイベントの幕が上がった。
スクリーンにはゲームの会話画面が映し出され、紫と苑がゲストを招いての初ライブの話で盛り上がる。そしていよいよ本番当日、楽屋にはゲストとしてイベントにも登場するKiRaReの仲良しコンビ・柊かえ(CV:立花芽恵夢)&本城香澄(CV:岩橋由佳)、そして応援にやってきたKiRaReの他のメンバーも登場する想定外のサプライズに場内からも歓声が沸きあがった。そしてオルゴールのイントロとセピア色のタイトルから始まったイベントOPムービーを経て、ついにアスタレーヴのライブがスタート!
撮影:福岡諒祠
・un rêve
キャラクタービジュアルを再現した白がベースの可愛らしい衣装に身を包んだ小澤と篠原が送る最初の楽曲は、ライブ初披露となるアスタレーヴのナンバー「un rêve」。まだ未完成だけど、二人で歌を紡いでアスタレーヴを育てていこうという出発の想いを誓い合う歌を、互いのボーカルを重ね合わせながら唄い紡いでいく。そんな想いに応える様に、ファンも間奏では二人の腕を振り上げる動きに合わせてコンサートライトを振り上げながら「ハイ!ハイ!」とコールを合わせ、記念すべき初ステージをみんなで一体になって盛り上げた。
「今日はたくさんのイベ被りの中、来てくれてありがとう!」
小澤のそんな笑いを誘う挨拶から始まったMCでは、声出し声援解禁になってからの初ライブとなる小澤は「みんなからの声援が聞けるの久しぶりで嬉しい」と語り、『Re:ステージ!』のイベントは初となる篠原は「テンションぶち上がって歌詞間違っちゃってごめんなさい」と謝る一幕も。
・あのね
MCを終えて再びライブがスタート。「紫さんおねがいします!」と苑がステージから引き上げたのを合図に始まったのは、ユニットワンマンライブ以来の約3年ぶりの披露となる紫のソロナンバー「あのね」。
紫から一緒にステージに立つパートナーへの想いを込めたアップテンポな一曲を、今回は新たなパートナー・苑に向けるように情感を込めて唄い上げた。
・Re:write
続いて始まったのは、水篠苑のソロナンバー「Re:write」。様々な作品でキャラクターを演じている篠原だが、意外にもキャラクターソングのライブでのソロ歌唱はこれが初めてとのこと。
新しい道へと踏み出して自分を変えていこうという苑の一所懸命な想いをリズミカルなメロディと共に唄い、初ステージを見届けたファンからは大きな歓声と拍手が巻き起こった。
互いのソロステージを「可愛かった!」とたたえ合いながら始まった二度目のMCタイムでは質問コーナーがスタート。「アスタレーヴを知っている?」という質問に、まだあまり知らないという人も少しいたため「おい何で来たー?」と小澤が笑ってツッコミながらも「今日でいっぱい知ってもらえるようにがんばろう!」と二人で決意表明。
続いての「オルタンシアが好きな人」という質問には、ステージ上の篠原も含めて満場一致で好きという答えで埋めつくされる。
そして小澤から紫の言葉で「オルタンシアとアスタレーヴは名前が違っても全然別のユニットではない」
「オルタンシアは私と陽花が楽しいって思うことをして、みんなも楽しいって思ってくれる場所」
「アスタレーヴはオルタンシアを通して出会ったみんなと、これから出会うみんなと一緒に夢を育てて楽しむ場所」と二つのユニットについての想いが語られ、「これからもオルタンシアの曲も大切に育てていきたいけどどうかな?」という問いかけに、場内からは大きな歓声と拍手が巻き起こった。
撮影:福岡諒祠
・*Heart Confusion*
紫の言葉で語られたオルタンシアへの想い…そんな気持ちが込められたかのように始まったのは、オルタンシアの代表的なナンバー「*Heart Confusion*」。アスタレーヴが想いを込めて唄うオルタンシアのナンバーというサプライズに、場内は驚きの歓声に包まれる。親友同士の初恋への想いが込められた甘酸っぱいナンバーを、小澤と篠原は手を繋ぎながらハーモニーを重ねて唄い、ここから二つのユニットの新たな物語が始まる予感をファンに感じさせた。
歌が終わると、再びスクリーンにはゲーム画面での楽屋が映し出され、初ステージ・前半戦をやりきったアスタレーヴの二人が、かえ&香澄やライブを見に来たトロワアンジュの三人からお祝いの感想を送られる一幕が描かれた。そして二人に負けじと、互いに「プリンセス」「エンジェル」と呼びあって気合いを入れながら、かえ&香澄がステージへと向かった…。
撮影:福岡諒祠
・ク・ルリラビー
弾むようなメロディと共にステージに登場したかえ&香澄が送るナンバーは、久々のフルバージョンでの披露となる二人のデュエットナンバー「ク・ルリラビー」だ。かわいい&かっこいいの二つのボーカルのハーモニーや、ソロボーカル時に片方が座り込む独特の振り付けなどを交えて、二人の関係をロマンチックに唄うステージに、ファンも熱いコールを合わせて大いに盛り上がった。
■歌を通して伝えたい想いがあふれ出した後半戦!
かえ&香澄のステージが終わると「おれはこれがみたかったー!」と大喜びの小澤に篠原、そしてプロデューサーの椿本氏が司会として登場し、ミニゲーム「リメンバーズと協力!チーム対抗これな~んだ!?」がスタート。背後のスクリーンに映されたお題についてファンに質問して、〇✕で答えてもらいながら答えを絞り込んで、アスタレーヴとかえ&香澄のどちらが早く答えられるかを競い合うという内容。
撮影:福岡諒祠
白熱した第1問をかえ&香澄が勝利したところで、本来ならもう一問チャレンジするはずが、時間が掛かりすぎたためにアスタレーヴと椿本が✕ゲームに挑むことに。
くじ引きで決まった罰ゲーム、小澤は「夕方前には完売するコロッケ販促ソング」というお題を見事なアドリブソングを唄ってクリア。篠原も「1/21は瞳の黄金比率の日なのでかわいいウインクを」というお題でウインクを決めて場内は盛り上がった。そしていよいよイベントも終盤戦に。
撮影:福岡諒祠
・WINTER JEWELS
・ステレオライフ
「次はビューティフルでエモーショナルなミュージックをみんなに届けよう!」
そんな香澄の言葉から再びライブパートがスタート。唄うナンバーはKiRaReの「WINTER JEWELS」「ステレオライフ」で、普段はKiRaRe の6人で唄うナンバーをかえ&香澄の2人で唄うというスペシャルバージョンだ。
冬の下校風景の煌めきをリズミカルで転がるような勢いで唄う「WINTER JEWELS」には場内が一体になって盛り上がり、続く「ステレオライフ」は一転して語りかけるような切ないボーカルで、将来に感じるふとした不安も一緒に乗り越えていこうという想いを唄い上げていく。そして途中の会話では、かえがファンの輝かせるコンサートライトが織りなす光の海に「素敵な風景が見られて嬉しい」と囁き、歌い終えた後には大きな歓声がステージの2人を包み込んだ。
撮影:福岡諒祠
・Lots of love
再びステージにはアスタレーヴの2人が登場し、「2人バージョンもいい」「KiRaReに会いたくなるね」とかえ&香澄のステージの感想を語り合う。そして「そろそろ1部の終わりの時間ですね」「また2部で会おう!」と言いながら、「たくさんの愛を込めて」というメッセージと共にラストのナンバーが始まった。
最後を飾るのは、今回のイベントが初披露となる「Lots of love」。前半のMCで語られた「アスタレーヴはオルタンシアを通して出会ったみんなと、これから出会うみんなと一緒に夢を育てて楽しむ場所」という想いを体現するかのように、たくさんの想いを込めた歌をみんなに届けたいという歌に、ステージと客席が一つになって盛り上がる。そしてラストはアスタレーヴの2人が手を左右に振る振り付けに合わせて、ファンも手にしたコンサートライトを振り、最高の輝きと共にイベントは締めくくられた。
場内は暗転するが、すぐさまファンからはアンコールならぬ「Re:ステージ!」コールが巻き起こる。そしてほどなくしてまだ暗いステージにアスタレーヴが現れ、アンコールステージが始まった。
・FlowerS~となりで咲く花のように~
アンコールのイントロが流れた瞬間、場内に嬉しいどよめきまじりの歓声が爆発する。そのメロディはファンならよく覚えているオルタンシアのナンバー「FlowerS~となりで咲く花のように~」だったからだ。一緒に走って唄って笑い合って、花のように咲き誇ろうという約束の歌をアスタレーヴが熱唱するというシチュエーションに、ファンも大きな声援を送って共に盛り上がった。
撮影:福岡諒祠
歌い終えて告知コーナーに入るところで、かえ&香澄の2人も再びステージに。岩橋がアンコールステージを「かわいくてエモかったよ!」と伝えると、小澤が「エモいのはお前らだ!」とエールを交わす中、椿本プロデューサーより新ユニットのトライアムトーンとアルシュシュのマキシシングルが1月31日発売&3月31日にお披露目ライブイベントの開催決定、さらに6月15日に松戸・森のホール21にて生バンドで送るBIGライブイベント開催決定のニュースが伝えられ、今年のさらなる展開に期待の歓声が巻き起こる。
そしていよいよ最後の曲に入る前に、出演陣からのあいさつが。今日のためにがんばってレッスンを重ねていたアスタレーヴの姿を保護者のように見守っていたという岩橋、声出し応援が嬉しかったという立花がイベント恒例の「大好きチュッチュッチュー」でシメると大きな歓声が起こった。
初の『Re:ステージ!』イベント参加だった篠原は、泣かないようにがんばっていたけど今の岩橋のコメントに泣きそうになったと語り、みんなの想いを背負っていたから頑張れたと語る。そして小澤は「色々プレッシャーを感じていたけど、みんなの温かい声援で緊張が解けて背負っていたものが軽くなった」と声援を送ってくれたファンに感謝を伝えた。
・オン✕ステージ!
「1部だけ参加の人は次の曲で枯れ果てて帰って下さい(笑)」
そんな小澤のコメントと共に始まった正真正銘のラストナンバーは、6月のライブでサプライズ披露されたセガのアーケード用リズムゲーム『オンゲキ』とのコラボ曲「オン✕ステージ!」だ。
撮影:福岡諒祠
「みんな枯れ果てていってくださーい!」のゲキと共に始まったラストナンバーは、イントロから「ハイ! ハイ!」の大歓声で最高潮の盛り上がりとなり、音楽で繋がった者同士が共に盛り上がってエールを送り合う楽曲のテーマそのままに、みんなで楽しく盛り上がってイベントは大団円となった。
新たな出会いと、今後のライブイベントでの再会を約束するという、新年の幕開けに相応しい盛り上がりを見せた今回のイベント。今後予定されているライブイベントで、新生ユニット・アスタレーヴはどんな活躍を見せてくれるかが楽しみな一時となった。
取材・文:斉藤直樹 撮影:福岡諒祠

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