加藤清史郎、椎名桔平らが出演 舞台
『未来少年コナン』キャスト第一弾が
発表

2024年5月・6月に東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される舞台『未来少年コナン』のキャスト第一弾及び公演概要が発表となった。
『未来少年コナン』は、日本アニメーション制作により1978年に宮崎駿が初監督したアニメーションシリーズ。このたび初の舞台化となる。最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、恐れを知らない野生児コナンがなおも権力にしがみつく人間たちと戦う、胸躍る冒険アドベンチャー。鳥と心を通わせる能力を持つ少女や、様々な飛行メカ、異変を予知する虫の大群など、躍動感あふれる描写や、世界観は、その後の宮崎作品へと受け継がれていく要素が詰まっている。
本作を舞台化するのは、日本ではミュージカル『100万回生きたねこ』や村上春樹原作の『ねじまき鳥クロニクル』などを手掛け、その唯一無二の空間演出で観客を魅了し続けているインバル・ピント。そして、世界的振付家マギー・マランの子息で多彩なクリエイターであるダビッド・マンブッフが共に演出を担う。脚本は、舞台芸術集団 地下空港主宰で国際的にも活躍している劇作家・演出家伊藤靖朗、そして音楽は優れた美的感覚と知性から生まれる音楽表現を武器に、舞台、テレビ番組、映画など幅広い分野で作曲活動を行い、近年ではNHK「らんまん」の音楽を手掛けた阿部海太郎。その音楽に舞台公演や映像作品でのコラボレーションも多数手がける詩人大崎清夏が歌詞を乗せる。
超人的な運動神経をもつ素直で正義感の強いコナンを演じるのは、1歳から芸能活動をはじめ、留学を経て22歳となった現在も映像作品からミュージカルまで様々な話題作で活躍する加藤清史郎
コナンの相棒となるジムシー役に、どんな役でも自分のものにする演技力と身体能力でインバル作品にも多数出演している成河。コナンと出会い葛藤しながら心が揺れ動くモンスリー役に、その唯一無二の存在感で現在主演を務めるテレビドラマでも注目される門脇 麦。どこか憎めない自由を求める海の男・船長ダイス役に、日本を代表するバレエダンサーであり俳優としても映像作品やミュージカルで活躍する宮尾俊太郎。 コナンと対峙する影の独裁者レプカ役に、数々の舞台・映像作品に出演し、インバル作品にはミュージカル『100万回生きたねこ』以来の出演となる今井朋彦。コナンの育ての親おじいと、ラナの祖父ラオ博士の二役を演じるのは、海外とのコラボ作品も含め幅広い映像作品で活躍しその柔軟性と表現力に定評のある椎名桔平。その他の俳優キャストおよびダンサーキャスト・ミュージシャンについては後日発表となる。
この度発表となったキャストならびに日本アニメーションよりコメントが到着した。
■加藤清史郎(コナン役)
まず、この素敵な出会いに感謝です。
僕は『未来少年コナン』が本当に大好きになりました。素敵な方々によって手がけられたこの大好きな作品をこんなにも素敵な方々と一緒に舞台化させていただけること、心より嬉しく思うと同時に、とっっっても緊張しています。笑
ですが! 本当の太陽に育まれた少年コナン、本当の意味であのタンクトップと短パンが似合うように、そして、今の時代を生きる皆様にこそ観ていただきたい、そう胸を大きく張って言うことができる『未来少年コナン』を作り、お届けするために精一杯精進致します。
最後に、本っ当に楽しみです!
■成河(ジムシー役)
またインバルの作品に参加させていただけることが何よりも嬉しいです。座組も新旧入り混じり、新しい挑戦の始まりにワクワクしています。知り合いに「コナンやるんだよ」と言うとまず確実に名探偵かと思われるのですが、違います。未来少年です。インバルが宮崎駿ファンなのは聞いていましたが、まさかそこかと唸りました。まだまだ稽古前なので妄想ばかり膨らむ毎日ですが、インバルにしか出来ない、インバルらしい作品に仕上がるよう、そして原作ファンの方々にインバルの事が大好きになってもらえるよう、座組一丸となって、細部にまでこだわった創作に励みたいと思います。
■門脇 麦(モンスリー役)
こんなに早くインバルとまた仕事ができるなんて!海太郎さんとまたご一緒できるなんて!あのコナンと舞台上で会えるなんて!幸せづくしで夢心地です。
高い壁と向き合う日々が始まろうとしていますが、心強い仲間たちとともに楽しみながら乗り越えていこうと思います。
■宮尾俊太郎(ダイス役)
子供の頃に大好きだった未来少年コナン、そして今も大好きな宮崎駿さんの作品に関われることを大変嬉しく思います。あの世界を演出のインバル・ピントさんをはじめ今回のチームで一体どんな形になっていくのか楽しみです。どんな時代も力強く生き抜く人間の性根を表現できたらと思います。
■今井朋彦(レプカ役)
インバルとの創作は『100万回生きたねこ』以来、2度目になります。
前回の稽古場の印象は「雑然」でした。
舞台でダンスの振付けが始まったかと思うと、ピアノのそばでは歌の練習が始まり、別の一角では芝居の稽古が始まる・・・しかも同時並行で(笑)。
まるでクラフト工房のように、それぞれのパーツを、それぞれの職人があちこちで作っている。やがてそれらが劇場という空間でひとつになる。そんな工程を共にした感覚があります。今回はどんなパーツを、どんなオーダーで作ることになるのか、今から楽しみです。
■椎名桔平(おじい役/ラオ博士役)
2018年の舞台『レインマン』でご一緒したプロデューサーから、大好きな演出家だと聞かされて観劇した舞台が事の始まりでした。
村上春樹さんの原作を舞台化したその作品は、歌やダンスを積極的に取り入れた演出でファンタジーに溢れていました。その演出家のインバル・ピントさんの新作に参加が決まり、今からワクワク&ドキドキです。
そして今回、宮崎駿さんの「未来少年コナン」を舞台化するという。
名作なのは勿論、今の時代だからこそ胸に突き刺さる「新たな物語」として、皆さんにお届け出来たらと思っています。
日本アニメーションより舞台化にあたってのコメント
■平塚仁美(日本アニメーション 取締役・国際部部長 同プロジェクト・リーダー)
「「未来少年コナン」を舞台に…」というお話を、ホリプロご担当者様よりいただいた時には、大変嬉しく思い、「どのような舞台になるのだろう?」と胸が躍りました。その直後、社会は「コロナ禍」に覆われ、ライブエンターテインメントにとって厳しい時間が経過していきましたが、ホリプロスタッフの皆様による熱意が、インバル・ピントさんとダビッド・マンブッフさんがタッグを組むという、この上ないスタッフ・キャストによる舞台企画として、ここに実を結ぶ形になりました。 開発初期に伺った「歳月を経ても色褪せないエバーグリーンな舞台を目指したい」という言葉が今でも思い出されます。関係者の皆様には、心より感謝しております。早くも、仕事を忘れてひとりの観客として楽しみたいという思いでいっぱいです。
■石川和子(日本アニメーション代表取締役社長)
「未来少年コナン」舞台化 ありがとうございます。アニメーションに携わってくださった宮崎監督をはじめとしたスタッフの皆様、さらにホリプロご担当様をはじめ、舞台化に尽力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。2025年の弊社創業50周年を前に、身が引き締まるような思いで、舞台化ニュースを伺いました。
「未来少年コナン」には、この作品でなければお届け出来ない元気なメッセージが宿っていると思います。
その元気がステージできっと花開くことだと信じています。

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