GEMがスパガに挑戦状!「iDOL Stree
tと言えばGEMと言われるように」

前回に続いて、金澤有希、村上来渚、武田舞彩の3人が登場!
――今回は、GEMの2014年を振り返っていただきたいと思います。まず、1月1日に『We're GEM!』でメジャーデビューしました。メジャーデビューすると今までとは変わるものですか?

村上 いろんなテレビ番組やラジオでGEMの曲を流してくれるのがうれしくて。聴いた時に不思議な感覚ではありましたけど、「メジャーデビューしたんだ」という実感が沸きました。

――メンタル的に変わったことってありますか?

金澤 いい意味で欲が出てきました。「もっとこうしたい」と思うことが増えたんです。

武田 見られているという意識を持つようになりました。それまで私、寝起きでパジャマのまま電車に乗ったりしてたんですけど、2ヶ月くらい前から気をつけるようになって。

――えっ!? どこまでパジャマのまま電車に乗ってたんですか?

武田 誰も見てないだろうと思っていたので、ひと駅先のスーパーまでパジャマで行ったり……。髪を乾かす時間がなくて、濡れたまま電車に乗ったこともありました。

金澤 あった! 集合時間が朝早かったんですけど、舞彩は前日に寝落ちしちゃったみたいで髪の毛ビチョビチョで来たんですよ(笑)。

武田 お風呂に入りながら寝ちゃったんです(笑)。――武田さんはいろいろ心配になりますねぇ。さて、2月からは地方でのライブも増えたと思います。

金澤 森岡悠の出身地でもある福岡でライブができるとは思わなくて。決まった時はビックリとうれしさがありました。

ーー武田さんの地元である福井でもライブを行ないました。

武田 福井でライブすることは夢のひとつだったんですけど、地元のテレビ局で特番を組んでいただいたおかげで、想像以上にたくさんの方が来てくださいました。涙を流してくれている方もいたんです。――いつかはガッツリしたライブもしたいですか?

武田 福井にはサンドームという、浜崎あゆみさんとか本当に有名な方じゃないと埋まらない会場があるんです(キャパ10,000人)。そのサンドームでライブができるようにがんばります。「福井県出身のアイドルといえば」と聞かれて、高橋愛さんに次いで名前が出るような存在になりたいんです。

――村上さんは地元・大阪でのライブはどうでした?

村上 定期ライブも行かせてもらったんですけど、地元の方も多かったのがうれしかったです。大阪でGEMは愛されているんだなと思って(笑)。

――スト生大阪のメンバーがGEMの中核を担っているイメージがありますからね。6月には2ndシングル『Do You Believe?』がリリースされましたが、いわゆるアイドルっぽい曲ではないためにライブで盛り上げることに難しさを感じませんでしたか?

村上 盛り上げることを考えながらレッスンしていたんですけど、初披露の時はファンの方の困惑を感じてしまって上手くいきませんでした。でも、いろんなステージで披露していくなかで、私たちの「ファンの方を引き込もう」という気持ちがひとつになって、ファンの方も掛け声を考えてくださって……私たちが横一列になってフリーで踊るサビの部分で一体感が生まれるようになったんです。――6月のアイドルストリートカーニバル2014(TDCホール)は、スパガさんやチキパさんと共演したわけですが、先輩グループは意識しましたか?

金澤 GEMはその意識がきっと、他のグループより強くて。今は「アイドルストリート=SUPER☆GiRLS」というイメージがあると思うんですけど、「アイドルストリート=GEM」に変えていきたいんですよ。同じステージでパフォーマンスすることは逆転できるチャンスでもあるので、先輩たちに負けないようにリハーサルから全力でダンスしました。

――7月には武田さんが福井県越前警察署で一日警察署長を務めました。

武田 緊張しました! 本物の警察官の服を着させていただいて「交通安全に気をつけてください」と話したりして貴重な体験になりました。

――制服姿がネット上で話題になりましたね。

武田 ブログに「一日警察署長で知りました」というコメントもあったので、私を知ってる方がひとりでも増えていたとしたら、うれしいですね。

――8月3日のTIFはスパガさんとチキパさんが出ないことで、アイドルストリート代表という面もあったと思います。

金澤 結果を残さないといけないというプレッシャーはあったけど、『We're GEM!』のイントロが流れた瞬間にステージ前に走ってくる人の姿が見えたのがうれしくて、テンションを上げてパフォーマンスできました。

武田 名前だけは知ってるという方に「GEMっていいな」と思ってもらえるように、初めて観る方へのライブ作りを意識しました。――8月29日のa-nationではオープニングアクトを務めました。

村上 味の素スタジアムのステージに立たせていただいたのが、うれしかったです。GEMには小さい頃からaaa(エイベックス・アーティストアカデミー)でレッスンを受けていた子が多いんですけど、そういうメンバーにとってa-nationは憧れのステージなんです。初めて聞いた時は泣いちゃう子もいましたから。

――9月13日には新宿BLAZEで念願のワンマンライブを行ないました。

武田 どうやったらライブに来てもらえるか、来てくれた方に楽しんでもらえるか……みんなでセトリから考えました。

村上 ダンスパートの構成も考えたんですけど、ひとつのライブを作り上げていくのはこんなに楽しいんだという発見があったし、「GEMってこんなこともできるんだ!」と思いました。

金澤 ライブで一番印象に残ったのは『Speed up』。お披露目で『Speed up』を歌ったところからGEMが始まったんです。アイドルとはかけ離れた楽曲をいただいて、最初はすごく悩みました。正直、ファンの方の反応だってよくなかった。でも、ワンマンライブで『Speed up』を披露した時に、この日一番じゃないかっていうくらいの声援があったんです。メンバーだけじゃなくて、ファンの方と一緒に育ててきた曲なんだと思って、感動しちゃいました。――確かに最初の頃は背伸び感があったように思います。だけど、今ではしっかりGEMの曲になってますからね。最後に12月17日にリリースされたばかりの3rdシングル『Star Shine Story』の必聴ポイントを教えてください。

武田 ストーリー性のあるMVもチェックしてほしいです。私が主人公を演じさせていただいたんですけど、現実とパラレルワールドでふたりの〝武田舞彩〟が出てくるんです。曲と歌詞とMVを合わせると感動できると思います。アイドルファンの方に限らず音楽が好きな方に聴いていただきたいです。

――村上さんのパートも目立ちますよね。

村上 いつもは高音のパートを歌うことが多いんですけど、今回はAメロの低いところも歌わせてもらいました。しっとりしたパートなので、曲の世界観を表現しようと思いを込めたんです。

――ここで結果を出したいという気持ちが?

金澤 はい! アイドルポップスの曲調にクラシック音楽の要素を取り入れた、GEMにとって新たな挑戦になる曲なので、ひとりでも多くの方に聴いてほしいです!


(インタビュー・文/大貫真之介 撮影/辰巳ちえ)

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