アフィリア・サーガ 6thワンマン 舞
浜アンフィシアターで魔法を奏でた夜

世界でも有数の魔法スポット、舞浜に位置するアンフィシアターは、中央の丸いステージを囲む半円形の劇場で、ファンファジックな雰囲気を醸し出す絶好のロケーション。魔法をテーマにしたアフィリア・サーガの世界観を表現するには、まさにうってつけの会場と言える。

アフィリア・サーガのワンマンでは毎回、テーマが盛り込まれており、今回は「弱ってしまった妖精の森の“ティムタムの樹”を歌の力で蘇らせ、生気を失った世界をもとに戻す。」というもの。

暗くなったステージの中央の魔法陣から浮かび上がるようにアフィリア・サーガのメンバーが現れると、客席は一気に幻想の世界に誘われた。「ルミナスの泉」から5曲を連続で歌い、円形のステージを存分に使って、縦横無尽に繰り広げるダンスが、客席の先輩(ファンのこと)を一気に熱くした。自己紹介を行なったメンバーは、いつにも増してやる気満々で、「この迫力あるステージに負けないくらい盛り上がっていきますよ!」とユカフィンさんは意気込みをみせた。

しかし、「歌ってみたけど、ティムタの樹が元気になってないよ!?」と戸惑うメンバーたち。魔法の泉・ルミナスもまだ空っぽのままだ。ミクさんが「みくぽむ、早く小鳥さんたちとお話したり、水遊びがしたい!」とつぶやくと客席の一部は一瞬「おおっ!」っと反応して元気になったようだが、リーダーのルイズさんは「私たちまだまだ未熟だし、魔法もうまく使えないし。」と弱気を見せる。それを「弱音を吐かないの!私たちには、先輩たちがいるじゃない!」とコヒメさんが励まし、さらにユカフィンさんが客席に呼びかけると、先輩たちはペンライトを振りながら「アフィリリルー!」と魔法の呪文を唱えて彼女たちに勇気を授けた。みんなの元気な声を浴びて、すっかり元気を取り戻した彼女たちは、再び奮い立って歌い始めた。

「ネプテューヌ☆サガして」で始まった中盤戦は、ユニットに分かれて歌うなど、メンバーの個性が浮き出た内容で、新メンバーのアリス、ラブ、ナナ、ミュナの4人はバラード曲の「Biterr Sweet」を唄い上げて、すっかり成長した姿を先輩たちにアピールした。

彼女たちの歌に込めた想いが届き、森や泉に少しづつ生気を取り戻す兆しが見えた。しかし、そんな彼女たちを災いの元凶である魔女が「お前たちに森を救う力があるものか。」と姿もなくあざ笑った。コヒメさんはそれに負けじと「私たちにもう一度、力を貸して!」と客席に呼びかけ、ミクさんも「みなさん、タカまってますかー?」と煽ると、先輩たちの大声援がそれに応えた。

再び、12人が集結し、力をみなぎらせた彼女たちは、いよいよ後半戦に突入した。「ヴィーナスと蒼き七つの海」で会場の一体感もクライマックスに達すると、「LaLaLaラボリューション」、「SURVIVE!!」と無敵のコンボを繰り出す勢いで会場を盛り上げた。

そして、新曲「Never Say Never」の初披露でさらにライブは眩しいほどの輝きを魅せる。応援のメッセージが込められた疾走感のあるパンチの効いたこの曲は、TVアニメ「ISUCA-イスカ-」の主題歌にも決まっている期待の曲だ。お披露目された衣装もこの曲に合わせたもので、胸のワッペンなどで制服を基調にしつつ、ガータベルトがセクシーなワンポイントになっている。レイミーさんは「決して出来ないと言うな! 」と“Never Say Never”の意味を言い、「この曲を聴いてくれている人のそばにアフィリア・サーガがいて、一緒にハードルを乗り越えて行こう!という曲です。」と解説した。

いよいよラストスパートに差し掛かると、ユカフィンさんは「先輩たちに支えられながら、メンバーたちと一丸になって、いろいろなことを乗り越えてここまできました。」と一年を振り返り、仲間たちの絆への想いを込めたバラード曲「Everlasting Friends 」を心をひとつにしてしっとりと歌い上げた。

ライブ本編の最後は「恋のWizard百年戦争」と「放課後_ロマンス」の必殺技を繰り出して彼女たちのパワーを魔女に見せつけると、妖精の森はついに希望の力を取り戻した。こうして蘇った“ティムタムの樹”は毎年クリスマスツリーとして輝くことになったという。

めでたく大団円を迎えたステージに、アンコールに応えて再び現れたメンバーが汗を拭いながら揃う。ユカフィンさんは本編のドラマ部分の演技を振り返り「初挑戦でしたが、真剣にやってるのに先輩たちの顔を見てたら笑いそうになりました。」と緊張が解けてホッとした笑顔を見せた。そして、「この“Forest of Brillia”公演ですが、2月28日に香港でやることになりました!」とサプライズで発表が行われた。ユカフィンさんはさらに「こうして私たちが経験がないほど大きな会場でワンマンが出来て、来てくれた先輩方ひとりひとりが誇りです。一緒にForest of Brilliaを作り上げてくれてありがとうございます。」と客席に感謝を述べた。

本編で自由なMCが少なかった分、アンコールのMCではトークが盛り上がり、ユカフィンさんが「新メンバーが入って、中堅メンバーが教育係みたいで頼もしい。」というと、マホさんが「ローラの教育を受けなくてよかった。愛のムチだと思うけど、一番の体育会系だから。」と口を挟んだ。厳しくてみんなから恐れられているというローラさんは、「新メンバーは右も左もわからずにアフィリアにやってきて大変だと思う。でも、出来ないからってさ、ほっとけないじゃん。私たちはみんなでアフィリア・サーガなんだから。私は新メンバーのことがめちゃめちゃ好き。だから、ダンスレッスンも勝手に入れたりしたけど、このワンマンライブで一番頑張ったのは新メンバーだと思う。ホントにありがとう。」と溢れる愛情をぶつけた。ユカフィンさんは「噂通り、熱血だ。」と改めて感心し、「後輩が素敵に育ってくれたので、先日ローラから“いつでも大丈夫ですから”って、言われた。まだ辞めないけどね、ローラは本当にたくましく育ってくれた。」としみじみ言うと、「そこは頼もしくって言って!」とローラさんは必死に訴えて、客席の笑いを誘った。

新メンバーのラブさんは、足の怪我でデビューが出遅れていた事を気にしていたようだが「絶対ワンマンライブは出てやるぞ!と頑張ってきました。今日はホントにハッピーです!」と満足そうに笑顔を輝かせていた。

最後にユカフィンさんは「来年はアフィリア・サーガにどんな物語が待ってるか判りませんが、先輩たちと楽しく過ごせたらいいと思います。」と締めくくり、ルイズさんの掛け声でメンバーが声を揃えて「ありがとうございました。」とマイクを通さずに気持ちを伝えた。

通常盤A(CD)1,000円(税込)
通常盤B(CD)1,000円(税込)
通常盤C(CD)1,300円(税込)
DVD付盤(CD+DVD)2,000円(税込)
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