性癖はコンプレックスの表われ?企画
系AVに学ぶ男の深層心理
ですが、それらの作品は決して冗談で作られているわけではなく、しっかりと男性の性的欲望を解消しているのです。
精神分析学では、性的欲望はそのひとの深層心理と密接に関わっているとされています。
というわけで、最近流行りの企画系AVを、心理的な観点から分析し、彼らの本心を浮き彫りにしてみましょう。
その1:ぶっかけモノは、モテない男の心理
女性の顔面めがけ、精液を発射する「ぶっかけモノ」。
せっかく化粧した女性の顔が台無しだし、なんだか不潔な感じもします。
しかし男性は、女性の象徴である顔を自らの精液で彩ることで、相手をものにしたという「征服欲」が満たされます。動物でいうところの、マーキングのようなものです。
自分に自信が持てず、ほかの男に寝取られる不安から、このような行為にいたるのでしょう。
また、複数人で行うぶっかけの場合は、みんなで道徳的な規範を犯し、美しい顔を埋没させることに快感を覚えています。
高嶺の花に対する憧れと、決して振り向いてはもらえないという不満を、お祭り的行為で代償しているのです。某国のデモのようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。
つまり、どちらの場合にせよ、モテない男性ほど顔射をしたがる、ということです。
余談になりますが、ぶっかけ専門の男優を「汁男(しるお)」、そのマネージャーを「汁親(しるおや)」、彼らの控え室を「シルーム」と呼びます。
専門用語が作られるほどとは、いかにぶっかけモノの需要が高いかが分かりますね。
その2:寝取られモノは、セックスレス解消のヒント
パートナーをほかの異性に奪われてしまう「寝取られモノ」。男性は本来、嫉妬深いといわれているのに、なぜこれに興奮できるのでしょうか。
実はこの性癖、マゾヒズムの一種なのです。
マゾヒズムは、肉体的・精神的苦痛を味わっている自分に、ヒロイックな陶酔を覚え、それらの苦痛を乗り越えることによって、さらに大きな快感を得るという性癖。つまり、パートナーに裏切られても、まだ相手を愛している、という自分に酔い、その気持ちをバネに性的な興奮を高めているのです。
そんな寝取られ願望の奥底にあるのは、マンネリからの脱出。
常に相手と新鮮な関係でいたいがために、あえて困難な状況へ陥ろうとしているのです。
熟年男性には寝取られ愛好者が多いといいますが、それも納得ですね。
寝取られモノは、セックスレスの解消に、一役買いそうです。
ちなみにネット上では、寝取られの頭文字をとって「NTR」と表記することがあります。近年、人気急上昇のカテゴリーです。
その3:時間が止まる系企画は、ゆがんだヒーロー願望
企画系AVでは「時間が止まった世界で女性にいたずらをする」という設定の作品がよくあります。作中に登場する女性は表情ひとつ変えずに制止したままで、主人公だけが自由に動き、女性を弄ぶのです。
これらの作品には、自分が絶対的な強者になりたいという、歪んだヒーロー願望が潜んでいます。そして、ふだん抑圧されている立場の男性ほど、強くヒーロー願望を抱いているものです。
おそらく、これらの作品を好む男性は、過去に女性からイヤな目に遭わされたか、女性にこき使われる立場にいると推測できます。「女性が動かない」という設定からも、女性への恐怖が感じ取れます。
それでもなんとか女性と関わりたいというジレンマが、こんな奇妙な作品を生んだのです。
「傷つきたくないから告白しない」という恋愛観を持つ現代男性に、こういった時間が止まる系AVが受けたのは必然と言えるかもしれませんね。
企画系AVは、単なる性欲処理の道具ではない
男性の性的欲望には、彼らの日常生活やコンプレックスが反映されています。
彼らは企画系AVを観ることによって、心の奥底に抱えるわだかまりを、少しづつ解消しているのです。
企画系AVは、単に性欲を処理するだけのものではありません。
バカバカしく感じる作品も多々あるかと思いますが、男性にとっては心を癒す手段のひとつであるとご理解いただき、大目に見て頂けると幸いです。
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精神分析学では、性的欲望はそのひとの深層心理と密接に関わっているとされています。
というわけで、最近流行りの企画系AVを、心理的な観点から分析し、彼らの本心を浮き彫りにしてみましょう。
その1:ぶっかけモノは、モテない男の心理
女性の顔面めがけ、精液を発射する「ぶっかけモノ」。
せっかく化粧した女性の顔が台無しだし、なんだか不潔な感じもします。
しかし男性は、女性の象徴である顔を自らの精液で彩ることで、相手をものにしたという「征服欲」が満たされます。動物でいうところの、マーキングのようなものです。
自分に自信が持てず、ほかの男に寝取られる不安から、このような行為にいたるのでしょう。
また、複数人で行うぶっかけの場合は、みんなで道徳的な規範を犯し、美しい顔を埋没させることに快感を覚えています。
高嶺の花に対する憧れと、決して振り向いてはもらえないという不満を、お祭り的行為で代償しているのです。某国のデモのようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。
つまり、どちらの場合にせよ、モテない男性ほど顔射をしたがる、ということです。
余談になりますが、ぶっかけ専門の男優を「汁男(しるお)」、そのマネージャーを「汁親(しるおや)」、彼らの控え室を「シルーム」と呼びます。
専門用語が作られるほどとは、いかにぶっかけモノの需要が高いかが分かりますね。
その2:寝取られモノは、セックスレス解消のヒント
パートナーをほかの異性に奪われてしまう「寝取られモノ」。男性は本来、嫉妬深いといわれているのに、なぜこれに興奮できるのでしょうか。
実はこの性癖、マゾヒズムの一種なのです。
マゾヒズムは、肉体的・精神的苦痛を味わっている自分に、ヒロイックな陶酔を覚え、それらの苦痛を乗り越えることによって、さらに大きな快感を得るという性癖。つまり、パートナーに裏切られても、まだ相手を愛している、という自分に酔い、その気持ちをバネに性的な興奮を高めているのです。
そんな寝取られ願望の奥底にあるのは、マンネリからの脱出。
常に相手と新鮮な関係でいたいがために、あえて困難な状況へ陥ろうとしているのです。
熟年男性には寝取られ愛好者が多いといいますが、それも納得ですね。
寝取られモノは、セックスレスの解消に、一役買いそうです。
ちなみにネット上では、寝取られの頭文字をとって「NTR」と表記することがあります。近年、人気急上昇のカテゴリーです。
その3:時間が止まる系企画は、ゆがんだヒーロー願望
企画系AVでは「時間が止まった世界で女性にいたずらをする」という設定の作品がよくあります。作中に登場する女性は表情ひとつ変えずに制止したままで、主人公だけが自由に動き、女性を弄ぶのです。
これらの作品には、自分が絶対的な強者になりたいという、歪んだヒーロー願望が潜んでいます。そして、ふだん抑圧されている立場の男性ほど、強くヒーロー願望を抱いているものです。
おそらく、これらの作品を好む男性は、過去に女性からイヤな目に遭わされたか、女性にこき使われる立場にいると推測できます。「女性が動かない」という設定からも、女性への恐怖が感じ取れます。
それでもなんとか女性と関わりたいというジレンマが、こんな奇妙な作品を生んだのです。
「傷つきたくないから告白しない」という恋愛観を持つ現代男性に、こういった時間が止まる系AVが受けたのは必然と言えるかもしれませんね。
企画系AVは、単なる性欲処理の道具ではない
男性の性的欲望には、彼らの日常生活やコンプレックスが反映されています。
彼らは企画系AVを観ることによって、心の奥底に抱えるわだかまりを、少しづつ解消しているのです。
企画系AVは、単に性欲を処理するだけのものではありません。
バカバカしく感じる作品も多々あるかと思いますが、男性にとっては心を癒す手段のひとつであるとご理解いただき、大目に見て頂けると幸いです。
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