夫に経済力を求めないハイレベル美人
が悟った「結婚の意味」

特に婚活を始めると、自分に見合う相手は現れるのか、そもそも結婚したいのか、いろんなことがわからなくなってくるときがあるものです。

だいたい、結婚って本当にメリットがあるんでしょうか?

独身なら気楽だし、収入は全部自分のために使えるし、仕事も遊びも思いっきりできる。

飲んで帰ってメイクも取らずに寝ちゃったって誰にも文句を言われない。本当に結婚って必要なの?

そんな疑問にとらわれたりしていませんか?


高スペック美女の結婚相手はなんと?
筆者はアラフォーライターの杉本レンです。専門は「恋愛社会心理学」とでも言っておきましょうか。

35歳以上の晩婚、高齢出産経験者として、皆様にさまざまな恋愛社会事情をお届けできればと思います。

筆者の友人キョウコ(36)は、美人でファッションセンスも抜群、高学歴で仕事もバリバリこなしていました。

あまりにデキすぎの彼女は男性から敬遠されがちで、彼女自身も普通の相手では自分と釣りあわないと考えていたようです。

「キョウコは一生結婚しない」と誰もが思っていた矢先、突然結婚を発表したキョウコ。彼女が35歳になってすぐのことでした。

しかもお相手は「平凡のサラリーマン」。

キョウコがあせって妥協するなんて信じられない……誰もがそう思いました。

でもそんな私たちに彼女はこう語ってくれました。

「このまま一生独身でいいし、もう『仕事と結婚』しようかなとか本気で思っていたころに知り合ったのが彼なの。彼といるとすごく安らげて、ふにゃふにゃになれる自分がいて……。バリバリ仕事をしたときほど、彼の間抜け顔が見たくなってね。結婚って、こういうことだったんだってやっとわかった気がする」

その表情は、これまでのデキすぎる女の厳しいものではなく、ピンクの頬が似合う優しい微笑みを見せていました。


結婚で得られるものとは
古くからの『婚姻』の意味とは、女性は経済的な生活の保障を得るため、男性は性的満足や家事を任せられるひとと子孫を得るために行われてきました。

でも、女性が男性並みの経済力を持った現代では、多くの女性が「結婚って何?」という疑問が湧くのは当然のことなのです。

とくに現代は、お金至上主義の時代、お金がたくさんなければ幸せにはなれないような風潮があります。

「独身ならヴィトンの新作を買うのに躊躇しないでいられるけれど、結婚したら缶ジュースも我慢しなければならないなんて不幸なだけじゃない?」

誰もがそう思いますよね。

でもこれって実は逆です。

ヴィトンをいくつ買っても、また次の新作が欲しくなるでしょう。

実はずっと、心の飢餓状態を買い物の快楽で埋めているだけ。

それは自分が本当に心から欲している「何か」がわからないから起こる現象なのです。

筆者が考える結婚のメリットとは、結婚すると、お金で買えないものが手に入るから。

それは愛情とか、家族とか、安心とか、安らぎとかいったもののこと。

お金で『男』は買えるかもしれないけれど、『自分を心からいたわり心配してくれる男』は絶対にお金で買えないものなのですから。


なぜ充実しているはずなのに満たされないのか
本来、人間とは他人の為に生きたい、そして他人に自分のために生きて欲しいと思うもの。

それをどんなに無視して、ブランドバッグを買ったり、仕事に没頭して否定しようとしても、結局ずっと何か満たされない寂しさを抱えて生きることになってしまうでしょう。

筆者の友人キョウコもいまの夫に出会うまで、ずっと不思議に思っていたそうです。

自分はこんなに日々充実しているのに、なぜ満たされないのだろうと。

結婚とは、自分が本当に心から欲している「何か」を得るために必要なのだ、というお話でした。


Written by 杉本レン

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