2次元の男と恋したくなる!人気マン
ガに習う「告白セリフ5選」

男性モノも女性モノも含め、そのセリフ達の深いことこの上ない。実世界の男性では物足りなさを感じてしまうかもしれないのでご用心を。

2次元の男と恋したくなる!人気漫画名シーン「告白セリフ5選」
●その1:「好きだ。気がおかしくなるほど惚れている。俺が欲しいのはおまえだけだ」/ 花より男子

ほかの男性(順平)につくしが抱きつかれている現場を見た司。そこで、道明寺司が牧野つくしに言い放った一言

2次元の世界の中、それも「ただしイケメンに限る」セリフの代表格とも言える。ベタで鳥肌もののセリフではあるが、道明寺のような超金持ち超イケメンにこんなセリフを吐かれたら、「とりあえず抱かれておこう!」と思ってしまうのが女のサガではないだろうか。
決して、周りにいる野菜にしか見えないような男子にこのセリフを言われるシーンを想像してはいけない。そんな野菜君がいたら、「既に気がおかしい」と言ってやるのが得策であろう。


●その2:「スタート地点の確認だよ。上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも。ここから始めなきゃ。やっぱりどこにも動けないみたいだ」 / タッチ

上杉達也が浅倉南に甲子園初戦の試合前に、言い放った一言。

タッチ全盛期の時代背景を反映させた、トレンディードラマ的な匂いがプンプンする。このセリフに、数多くの人が、胸を焦がし、女子は新体操を、男子は野球をはじめたことだろう。

ただ、この告白は、昨今の、右を向いても左を向いても「プライバシー問題」に敏感な時代にはそぐわない。このセリフを街中で叫ばれた日には、(実際は河原だが)いくら自分の愛する男性からの告白であったとしても、自分の名前を発した瞬間に、重ねて「ピー」と叫んでやる。愛のハーモニーのしらべが此処に完成である。
一番危惧しなければいけないのは、やはり2chの住人、鬼女である。花王の不買デモ帰りかなにかの、彼女達にこの告白を聞かれたもんなら、二人の写真と名前とともに、掲示板1スレッドがいっちょあがりである。くわばらくわばら……


●その3:「ちょうど3年したら戻ってくる、約束するよ そしたら…… 結婚しよう」 / 幽遊白書

幽助が魔界に3年間行くことを螢子に伝えるシーンで言い放った一言。

前タイトルの最後をくわばらで締めたので、次のタイトルはこれしかないと確信。「幽遊白書」。(因みに「くわばら」とは主人公幽助の一番のライバルであり親友である。)
男の決心を感じるこのセリフ。こう言われてしまえば、女性としては彼の写真の一つでもロケットペンダントに入れながら、待ち続けてしまうだろう。
目を細めたくなるぐらいの純愛さでおおいにけっこうなのであるが、これでは近年、叫ばれる「女性の晩婚化」に更なる拍車がかかる一方である。これで、結婚破談になったら「私の3年返してよ」と泣きすがりつきたくなってはしまわないか。
螢子が、高校生だから良かったものの、仮に彼女がアラサー女子だったらこのセリフは相当危険性を含むものとなるだろう。くわばらくわばら……


●その4:「よかったな。これでオレはお前のもんだ」 / ご近所物語

バディ子にフラれた田代勇介が、勇介に片想いしていた及川歩に言い放った一言。

このセリフにたいして、泣きながら及川歩は「いらない」と答えるわけだが、この勇介の上からな発言にたいして、泣きながらの歩の必死の抵抗。胸が苦しすぎるではあるまいか。

ただ、女性は男性と違って、「オレはお前のもの」という独占権を得ることへのメリットをそこまで感じられない生き物である。他者との比較の中で生まれる優位性であるのにたいして、女性はあくまでも自分の縄張りを守るための独占なのである。その際、女性の場合は「両者の愛」が前提にあるが、男性の場合はライバルや、社会に対しての地位や競争心がもとになっていることが多く、そこへの執着心はキリがない。

このシーンの場合、歩に対して、独占権を与えたところで、両者双方向の愛が確立していないため、いまいちピンとこないのだ。独占権を与える前に、勇介の愛を見せてほしいと思う筆者であった。


●その5:「等価交換だ!俺の人生半分やるからお前の人生半分くれ!」 / 鋼(はがね)の錬金術師

主人公エドがウィンリィに、旅に出る前に、言い放った一言。

エド:「等価交換だ!俺の人生半分やるからお前の人生半分くれ!」
ウィンリィ:「あぁ〜もう、錬金術師ってどうしてそうなの。等価交換の法則とかでバッカじゃないの!ホントバカね!半分どころか全部あげるわよ」

「鋼の錬金術師」ビギナーさんのために、まずは、錬金術における「等価交換の原則」がなんたるやを説明。
錬金術における「等価交換の原則」というものが存在し、それは、何かを得るためには、同等の代価が必要になるという考え方。

それは、恋愛においても同じである。
特になかなか結婚出来ない、婚活界のお局様。年齢とともに理想ばかりが高くなり、それでも白馬の王子様がいつか現れると夢見がち。
高い理想を求めることは決して悪いことではないが、同等の代価、すなわち自分もそこに見合った女にならなければいけないということをこの漫画は教えてくれている。
また、自分に同等の価値があるかどうかは、相手が決めることであって、自分が決めることではない。せっかくの出会いの場に参加しても「私に、こんな男性不釣合いよ」とはなっから決めつけてお高くとまってしまうのはナンセンスである。

というわけで(?)、エドの告白に対してウィンリィ…… 「等価交換の法則」完全無視である。
自分が登場する漫画の中で定められている法則を、内部からあっさり打ち壊していくというのは、「恋愛においては、法則やルールなどというものは存在しない」という彼女なりのメッセージなのだろうか。何かと深い漫画である。

2次元のキャラクターに本気で惚れるのも納得?
いかがだっただろうか。
いちいち小言を挟んではいるが、こうしてありとあらゆる漫画の告白のセリフを見てみると実社会の男性とは比べ物にならないくらい奥が深い。
2次元のキャラクターに本気で惚れてしまう人がいるというのもうなずける気がする。

今年のクリスマスは運良く、3連休。大量の漫画とともに一人で過ごしてみるのも手かもしれない。

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Written by RioFurFur
Photo by David Urbanke

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