【バニラビーンズ】
取材:ジャガー
失敗を恐れないでやってみよう!
まずは昨年の活動についておうかがいしたいのですが。
レナ
本当に忙しかったですね。年明けすぐぐらいにリサちゃんが加入して、2ndシングルの「ニコラ」を収録して、PV撮影をして、初めてのライヴもやって…あと、渋谷でトラックの荷台に乗って道行く人に見られてました!
荷台がスケルトンで、中におふたりが実際に乗ってくつろいでいるっていう。あれは衝撃的でした(笑)。
レナ
意外と好評でしたよ(笑)。“バニラビーンズって何なんだろう?”って不思議がってもらえたのがよかったです。
リサ
他にもいろんなイベントに参加したり、8月から6ヶ月連続配信をしていたので、レコーディングもあったり…充実してましたね。
そんなスケジュールの中、今作はどんなものを作ろうと?
レナ
秋頃から、アルバムを出そうって話で曲をたくさん作っていて、その中で「サカサカサーカス」はバニビらしさもあり、華やかでいい曲だったので、これはシングルで出そうと。
今までの曲の中で一番北欧をイメージしやすい、ポップな曲ですよね。北欧のとある小さな村にサーカス団がやってきて、村中が大騒ぎ…そんな楽しげな情景が浮かびました。
レナ
作曲家さんやスーパーバイザーのみなさんが北欧の楽器を研究してくれたおかげなんです。バイオリンひとつとっても土臭い感じや、アコーディオンの音色も相当練ってくれたので。
歌声も今までにない“生っぽさ”が出ていて、楽しげな雰囲気が伝わってきます。
レナ
この曲は明るい応援ソングなので、いつもと違う明るいテンションで歌いました。なので、レコーディングも楽しくて。でも、アルバム用に何曲も歌った最終日なんで、声が低い気がします…もっときれいな時に録りたかったなぁって(笑)。
リサ
え~! そんなことないよ。
(笑)。ふたりの仲の良さがハーモニーにも影響して、すごく馴染んでますね。
リサ
声質的に相性がいいらしいんですよ。逆にソロパートだと驚かれるんですよね、“こんな声だったんですか?”って(笑)。私とレナちゃんの声が今すごくいい感じだっていう証拠なんだなって思います。
レナ
丸くなってますよね。ふたつの声が平行じゃなく、混ざり合って大きなものになったんです。1+1で大きな1、みたいな。
2曲目「チクタク」は、かわいいメロディーが印象的でした。
リサ
ぱっと聴き、“『不思議の国のアリス』がテーマになってるのかな?”って感じなんですけど、よく聴くと恋の歌っていう。
レナ
恋の魔法にかけられて迷っちゃってる。だから、ちょっと甘酸っぱいところもあったりしてね。
今年もいいスタートが切れそうな2曲になりましたね。
リサ
「サカサカサーカス」のサビで“ねぇ 転んでもいいじゃない? そう 失敗もいいじゃない?”って部分があるんですけど、これから何か新しいことに挑戦しようと思ってる人に、“失敗を恐れないでやってみよう!”って思ってもらえたらいいですね。“頑張って!”の気持ちを込めて私たちも歌っているので。私も…歌と振りを一緒にするのが苦手な方なので、“振りを間違えてもいいじゃない!”って自分に言い聞かせて(笑)。
レナ
そのぐらいラフにしないと、リサちゃんは頭の中真っ白に飛んじゃうもんね(笑)。この曲は誰が聴いても自然と笑顔が出てくると思うので、本当みなさんにも気楽に聴いてほしいですね。
アーティスト