【KAME & L.N.K】
取材:ジャガー
カメリンが豆腐ブームを巻き起こす!?
「“面白い曲作りたいよね”ってところから、なぜか豆腐の話になり、“豆腐が好きだからそういう曲作ろうよ!”みたいなノリで作ってみたんですけど、別にライヴでも披露することもなく…引き出しの奥の方に閉まってたんですけど。誰かが引っ張り出してきて(笑)」(KAME)
すでに1年前にデモはできていたという「I LOVE TOFU」。楽曲同様、ゆる~い誕生秘話が聞けたところで、歌詞の内容について訊いてみると…なんとも真面目!!
「楽曲にするなら、ためになるものがいいんじゃないかって。ネット、本とかでいろいろ調べましたよ。まぁ、大人はもちろん、子供にも豆腐の良さを知ってもらえるとね、日本の文化だし。魚も団子も歌で先にやられてるし」(KAME)
「“残ったのは豆腐しかねぇ!”みたいな(笑)。まさか自分のトラックが豆腐の歌になるとは思わなかったですけど。僕自身、そんなに豆腐の良さを知らなかったので、これで勉強になりました」(L.N.K)
クラブミュージックから一躍スーパーのBGMへ! 壮大なイメージが広がるSound Around Remix、ファンクを意識し生ベースを入れたFUN☆FUNk MIX、ダンスホールを感じさせるDawnTown Remix、2BACKKAのHAMMERをリミキサーに迎えて激しさが加わったHAMMER Remixと、さまざまカラーを見せたアレンジにも注目したい。
「いろんな切り口で豆腐ソングを聴いてほしくて。僕らのルーツはクラブミュージックなんで、この歌でもいかに踊らせられるかっていうのがありましたね。今回4人のアレンジャーさんには、“僕らと豆腐をイメージして、ぶっ壊してください”って投げ方をしたんですよ。その人たちが思う音にしてもらいたくて。あと、聴きどころは大サビ部分。結構泣かせどころなんですよね。豆腐って、こんなにも健康にいいのにメインディッシュとしてピックアップされないじゃないですか。そのちょっとした切なさを出せたらと思って、歌詞は悩みましたね。歌の後ろで“トーフトーフ”って合唱団みたいな部分は、ウィーン合唱団を思い浮かべて歌いました(笑)。エンジニアさんは絶賛してくれたんですけど、他は“本当に入れるの!?”って感じで。そこは断固として入れましたけどね(笑)」(KAME)
丹精込めて作られた本作は、なんと日本豆腐協会推奨ソングにも認定されたとのこと。これからカメリンが豆腐ブームを巻き起こす!?