靴下を左右逆に履いちゃう!駄々こねる!天月のライブの魅力。

靴下を左右逆に履いちゃう!駄々こねる!天月のライブの魅力。

靴下を左右逆に履いちゃう!駄々こね
る!天月のライブの魅力。

Loveletter from Moon ~Winter Tour 2018-2019~

約2時間半のステージでは、新曲「恋人募集中(仮)」などアンコール含む21曲を披露。昨年8月の日本武道館(東京都千代田区)公演を含めると約3万人を動員したツアーを振り返った天月は「みなさんと出会えて本当に良かった。ありがとう。これから、もっともっと僕は楽しいことをしたいと思うので、よかったらまた一緒に遊びましょう」と笑顔で呼びかけていた。
天月にとって初めてのアリーナでのワンマンライブ。開演時刻の14時半を過ぎると、待ちきれないファンが、手にしていたサイリウムを天月のイメージカラーに赤く輝かせ、登場を待った。
ナポレオンジャケットをまとった天月
「おーい。僕の声聞こえる?」
天月のマスコットキャラクター・正宗の声が響くと、会場からわーっと歓声が。
天月のかわりにその愛らしいフォルムで凛々しく諸注意をアナウンスしていた。
5、4、3、2、1。舞台の背後に設置された巨大スクリーンに、カウントダウンが映し出されると、ほんわかした空気が一変。古い洋館の中で、天月からタイトルがない本を手渡された少年が、表紙をめくると、無限の宇宙が広がっていく。星が輝く夜空のど真ん中に、ナポレオンジャケットをまとった天月が姿を現すと、悲鳴のような歓声が会場に響いた。
「今日僕はこの日を楽しみにしてきました。みんなもそうであってほしい。最後までたくさん笑って、歌って、良い思い出を作っていきましょう!」
天月の声に応えるように、1曲目の「アストロスト」から一気に盛り上がっていく。続く「きみだけは。」では、「ねぇ、連れ出して」と天月の歌に合わせて、声を出すフロア。会場が大きくなっても、息ぴったりの掛け合いに、天月は「ありがとう!!」と感謝していた。
『ありがとう』と何度言っても言い足りないよ

UtaTenの歌詞検索ランキングで人気の「かいしんのいちげき!」では6人のダンサーと横一列に並び、「わんつーさんしー準備はおっけー!」と両手にポンポンを持ち跳ね回りながら歌う天月。客席には、ハッピーオーラが広がっていた。
「ダンスレッスンをします」と天月がレクチャーした「Sing! Swim! Swing!」では、五線譜の中を泳ぎ回るような軽やなステップで会場を湧かせた。「あぁもうッ……スキだよ!」の声に、観客席からはさらに大歓声が。
キラキラと輝くステージで、客席を優しく包み込んだ天月。「『ありがとう』と何度言っても言い足りないよ」。満員の客席を見渡すと、10年前、動画投稿サイトで活動を始め順風満帆ではないながらも進んできた、これまでの日々を語り始めた。
「10代のころから始めた音楽。僕にとっては、やっと見つけた一つの光りだった。最初は誰も見ていないかもしれないと思っていた。でも段々見てくれる人が増えて、いまでは(ツイッターの)フォロワーは120万人以上。奇跡のようなことが起きているけれど、昔自分が持っていた(見てほしいと頑張っていた)純粋な感情を忘れたくない」。天月の突然の告白に、すすり泣く声が客席からも聞こえた。
夢を実現した天月。10年間の経験を歌詞に込めた「キミトボク」は昨年、初めて立った武道館で歌うために書き下ろした思いが詰まった曲。「見つけてくれるのを待ってたんだ。」ピアノを奏でながら歌う天月に、寄り添うように楽器の音が次々と重なっていく。その様子はまるで、支える人や仲間が増えた、いまの天月を象徴しているようだった。
天月「終わりがあるから美しいんだよね」

声にエフェクトをかけた遊び感ある「ヒロイックシンドローム」では「遊ぼうぜ!」の呼びかけに、会場が震えるほどの大歓声が。ラッパーの、はしやんを呼び込んだ「ロキ」ではラップバトルもみせ、客席を圧倒した。
「オレはMC天月、きょうもみんなが大好き!」と韻を踏んだ天月に、はしやんは「『天月、卵焼き』って言ってた最初が1番上手かったな」とダメ出し。「(失敗しても)かわいいって言われることに、味しめただろ」と突っ込まれていた。
ツアーTシャツに着替えて始まったアンコールでは、ステージの下手からトロッコに乗り、通路を移動するサプライズも。間近に迫る天月の存在にファンは、正宗のぬいぐるみや、サイリウムを振って応えていた。
「終わるのいやだー!!」
全21曲を歌い終えた天月は、駄々をこねる子どものように、ステージに寝転び、足をバタバタとさせた。
「でも、終わりがあるから美しいんだよね」
気を取り直して立ち上がると、「みんなと一緒に撮りたくて」と客席と一緒に記念撮影。名残惜しいのはファンも同じで、SEとして流れていた「きっと愛って」を約4千人が大合唱。互いの気持ちを交換するように「あなたに微笑んでほしい」と歌う様子は、相思相愛。深い絆を感じさせた。
「やってきて良かった」
頭を下げた天月は客席に大きく手を振ってステージを後に。甘い余韻が残る会場に、ニューシングル「スターライトキセキ/Ark」が6月26日に発売されることが発表されると、再びヒートアップ。「Ark」はNETFLIXで、6月に全世界独占配信されるアニメ「7SEEDS」オープニングテーマに起用される。
2019年の天月からも目が離せなさそうだ。
TEXT 西村綾乃

UtaTen

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