東京都現代美術館で展覧会『あそびの
じかん』 6組の作家が、子どもも大
人も楽しめる作品を紹介

展覧会『あそびのじかん』が、2019年7月20日(土)〜10月20日(日)まで、東京都現代美術館にて開催される。
今年の夏休みに東京都現代美術館ではじまる展覧会は、「遊び」がテーマ。「遊んでないで○○しなさい!」と、遊びの時間を「勉強」や「仕事」や「お手伝い」に邪魔されていないだろうか。このように、遊びは日常生活の対極にあり、不真面目で非生産的なものだというイメージをもたれてしまうことがある。一方で、日常の決まりごとが通用しない遊びは従来の考えやルールを外れて新しい価値や法則を発見するきっかけにもなる。
野村和弘≪笑う祭壇≫「春を待ちながらーやがて色づく風景をもとめてー」展 展示風景 2015 年 十和田市美術館 Photo: 小山田邦哉
この展覧会では6組の作家による、子どもも大人も楽しめる作品を紹介。触ることができる作品や、ゲームのような参加型作品など展示室では様々な体験が待っている。しかしここは現代美術館、遊ぶだけでは終わらない。
「ハンドルにアソビを持たせる」という表現があるように、遊びには余裕や緩みという意味がある。車のハンドルはきっちりしているばかりだと快適には走らない。私たちもそれと同じで、「みんなと同じでなくちゃ」、「失敗してはいけない」と、自分を束縛してしまっては息苦しくなってしまう。
ハンバーグ隊 Jim’Oldによる新作のためのイメージドローイング
本展では、遊び心に満ちた作品たちが、そんな束縛をユーモラスにほどいていく。そこで生まれる好奇心やいたずら心、何か違ったことをしてみようと思う気持ち、それらは創造力の源泉であり、激しい変化の時代を生きるためのヒントになるだろう。
タノタイガ《タノニマス》2007 年  せんだいメディアテークでの展示風景 Photo: タノタイガ
TOLTA《ポジティブな呪いのつみき》2016 年 「Gallery Voltaire」展 展示風景 Photo:池田美都  (c)SPIRAL/Wacoal Art Center
うしお 《不如意の儀》のためのドローイング

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