山崎彬が率いる悪い芝居がシアタート
ラム ネクスト・ジェネレーション v
ol.12で『ミー・アット・ザ・ズー』
を上演

2019 年12 月4 日(水)~8 日(日)、シアタートラムにおいて、悪い芝居 vol.25 『ミー・アット・ザ・ズー』が上演される。本公演は世田谷パブリックシアターが行っている、1 年に 1 度公募により選ばれた団体にシアタートラムでの上演機会を提供し劇場がサポートを行う若い才能の発掘と育成のための事業“シアタートラム ネクスト・ ジェネレーション”となる。これまで、快快・FUKAIPRODUCE 羽衣・てがみ座・スズキ拓朗・開幕ペナントレース・泥棒対策ライト・to R mansion など、現在演劇界で活躍中の多くの才能を輩出してきた。
山崎彬が率いる悪い芝居は、関西を拠点に創作を開始し、2017 年に OMS 戯曲賞大賞を受賞するなど、 劇作家・演出家・俳優として多方面から注目を集めている。今年 15 周年を迎え、5~8 月にかけて東京芸術劇場で連続公演、大阪、仙台を回る地方ツアーを行うなど期待されている若手劇団の一つである彼らが、2012 年に第 56 回岸田國士戯曲賞の最終選考にノミネートされた『駄々の塊です』をもとに、バンドの生演奏に刺激的な言葉をのせた、エネルギッシュな舞台を届ける。
悪い芝居
2011 年に上演された『駄々の塊です』では、孤島のような盆舞台の上で、時に静かに、時にめまぐるしく同時多発的に、関西訛りのポップで荒涼とした会話劇が展開され、天井より吊られたマイクへの独白や、耳を劈くようなノイズ交じりのバンドサウンド、不穏なほど薄暗く、あるいはカラフルに舞台を彩った裸電球による照明演出等が随所に盛り込まれたことで、作品の持つ茫漠とした不安感や一種異様 な興奮状態を高める異化効果が強く発揮され、高い評価を受けた。また物語の中で一番大きな謎とされていた、「なぜ動物園からすべての動物が消えたのか」は全く解決されず、本来であれば大きな核となるこの問題をよそに、ラストシーンでは各キャラクターの個人的な軋轢や欲望(駄々)が爆発し、観客はある種の爽快感を覚えるほど、凄惨な結末を目撃することになった。
『ミー・アット・ザ・ズー』においても、上記の様な演出手法や、作品世界の不条理さ・不可解 さを踏襲しつつ、『駄々の塊です』にセルフインスパイアされた、絶望と希望と羨望の生演奏で彩られる〝人面獣心再生劇〟が描かれる。
今回は、山崎からの信頼厚い個性豊かな悪い芝居メンバーの他に、ドラマ「3 年 A 組-今から皆さんは、人質です-」の演技でも注目を集めた日比美思、俳優・声優として、アニメから舞台まで幅広い活 躍を見せる藤原祐規 、映画『アイスと雨音』(松居大悟監督)でデビューして以来、舞台にも活躍の場を 広げる田中怜子、経験に裏打ちされた安定感と爆発力を見せるクロムモリブデンの久保貫太郎と、魅力的な客演陣がそろった。
上段左から: 日比美思 藤原祐規 下段左から: 田中怜子 久保貫太郎 山崎彬

悪い芝居 プロフィール
2004 年 12 月 24 日、路上パフォーマンスで旗揚げ。作・演出の山崎彬を中心に京都を拠点に創作活動を開始し、現在では活動拠点を東京に移し創作を行っている。ぼんやりとした鬱憤から始まる発想を、刺激的な言葉と狂信めいた身体と幻惑かつ耳鳴りじみた心地よい音楽に乗せて勢いよく噴出し、劇世界と現実世界の距離を自在に操作する、観客の想像力を信じ切った作風が特徴。「現在でしか、自分たちでしか、この場所でしか表現できないこと」を芯にすえ、中毒性の高い作品を発表し続けている。 誤解されやすい団体名の由来は、『悪いけど、芝居させてください。の略』と、とても謙遜している。
受賞歴
第 17 回 OMS 戯曲賞佳作
第 24 回 OMS 戯曲賞大賞
第 56 回岸田國士戯曲賞最終選考ノミネート
佐藤佐吉賞最優秀作品賞

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