ダンスと異形の人形が誘うダークファ
ンタジー音楽劇『CORPO SURREAL』の
上演が決定

2020年2月23日(日)~24日(祝月)東京・スパイラルホールで、2月28日(金)~29日(土)ロームシアター京都ノースホールにおいて、京都市を拠点に活動するANTIBODIES Collective(アンチボディズコレクティブ)が、新作音楽劇『CORPO SURREAL(コーポシューレアル)』を上演する。
ANTIBODIES Collectiveは、音楽家カジワラトシオ、ダンサー東野祥子を筆頭に、舞踊、音楽、美術を融合したパフォーマンス上演や普及活動をする舞台芸術集団。本公演で協働するデンマークのグループ Sew Flunk Fury Wit は、等身大の人形と摩訶不思議な音楽による劇的な演出が評価され多数の賞を受けている。
今作では、2人の音楽家と声楽家による音楽が響く舞台に、空虚な目を宿した等身大の人形たちと東野のダンスが絡み、不可思議な夢の世界やグロテスクでユーモラスな身体の変容と拡張が描かれる。身体性やジェンダー、文化的に固定された役割からの自由を求める時代において、「人間であることの意味とは何かという疑問への探求」を模索する新しい現代オペラの誕生となるだろう。なお、本公演は王立劇場を含むデンマーク3箇所ほかでの上演も予定している。
作品紹介
人形たちは優雅な身のこなしで空間を浮遊し、時には破壊的な暴⼒性をむき出しにし、空虚な眼差しで舞台に存在する。意味をはく奪された絶対的な匿名性で、現代社会が抱える問題を鋭く投射する。自意識からの自由を獲得した彼らは、その空洞化した身体にあらゆる想像力を呑み込み、舞踊家東野祥子と共振してゆく__。不可思議な夢の世界、グロテスクでユーモラスな身体の変容と拡張に遊ぶ、ハイパーシュールな音楽劇。音楽はメキシコの作曲家マルコフとカジワラトシオ。アイスランドのオペラ歌手イザベラ・レイフドッティアのクリスタルヴォイスで物語は紡がれていく。

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