オメでたい頭でなにより 氣志團を迎
えた2マンツアーファイナルの公式レ
ポート到着
2020.1.11 恵比寿リキッドルーム
オメでたい頭でなにより、氣志團
中盤で披露された「ダルマさんは転ばないっ」は、演奏の途中で氣志團の團長である綾小路翔からの果たし状が、突然届けられて仰天させられた。「赤飯がLINEでよく送ってくる絵文字がうざいので、決闘を申し込む!」という不穏な音声が鳴り響き、騒然とした会場。一旦暗転した後、再び照明が点くと、ステージ上では氣志團のメンバーたちと、リーゼント&学ラン姿となったオメでたのメンバーたちが睨み合っていた。“相談があると赤飯に言われて焼肉屋に連れて行ったら、リアルタイムでおニャン子クラブを観ていた世代の話を聞きたかっただけだった”“長年好きだった女の子が、ぽにきんぐだむのファンであることが判明”という2点について團長が激怒して、両バンドが全面戦争となった後、「意外とやるじゃねえか」と和解して、「男の勲章」を仲良く熱唱――というコラボレーションが繰り広げられて、観客は大喜びであった。
オメでたい頭でなにより
「スーパー銭湯~オメの湯~」と「We will luck you」によって、ますます熱気で包まれたフロア。「今回のツアーは、ライブ毎に違う味わいを感じてきたんです。メンバーの変化も、この目で見てきました。“こんな表情するんか?”“こんなプレイできるんか?”と気付かせてくれた。いい影響を与え合って進んでいけるこの感じ。今が一番幸せやと思ってます!」という赤飯のMCを経て突入した「ザ・レジスタンス」は、あらゆる負の感情を明るいエネルギーへと転じる力強さを感じさせてくれた。そして、観客がダブルピースを掲げながら大合唱をする様が壮観だった「オメでたい頭でなにより」によって、本編は爽やかに締め括られた。
オメでたい頭でなにより
アンコールで「日出ズル場所」と「宴もたけなわプリンセス」が披露された後、氣志團のメンバーたちがステージに再登場。オメでたのライブを後方から見守っていたダルマの片目をとても丁寧に塗ってくれた團長の姿は、後輩バンドへの温かい愛情で満ちていた。そして、記念撮影の後、メンバーたちはステージを後にしたのだが、去り際に、ぽにきんぐだむが嬉しい発表をしてくれた。「お待たせしました。アルバムを作ってます!ワンマンツアーが始まる頃には素晴らしい情報が、お届けできるのではないかと思っています。2020年もよろしくお願いします!」。この言葉を聞いて、観客は拍手喝采。2月から5月にかけて各地を巡る『全国ワンマンツアー2020 ~今 いくね くるね 2~』も含めて、今年のオメでたい頭でなによりの活動も、充実したものになるに違いない。
文=田中大 撮影=ゆうと。
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