ドラえもん、ドラゴンボール、ゲッタ
ーロボ、バビル2世の音楽を作曲した
菊池俊輔の生誕を記念した『菊池俊輔
音楽祭』 ニコニコ動画にて初放送
ましてやコンサートで演奏なんて……。それでは残るものも残らない。
音楽自体の素晴らしさの再確認を、と映像音楽の復元コンサートを続けています。
この音楽祭で演奏される菊池俊輔作品は20~50年前に発表されたものであり、楽譜も残っていません。作曲者の菊池俊輔先生が常に前進して仕事をするため、過去を振り返らないためだったかもしれません。今回、菊池先生が、聴き取りによる楽譜の復元編曲を御許可くださり、ついに生演奏ができることになりました。改めて選曲構成をご協力くださった貴日ワタリさん、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
菊池サウンドは、これからも日本独自の音楽文化として受け継がれていくと思います。これまで音楽で夢と希望を与えてくれた菊池俊輔先生への感謝とともに今後も名曲たちが世界に広がることを祈念いたします。
ポストコロナ以降にも、素晴らしい菊池俊輔サウンドを味わえる日が来ると信じています。
1961(昭和36)年、佐藤肇監督作品『八人目の敵』(東映)でデビュー。その後、東映を中心に、松竹、大映などで数多くの映画音楽を手がける。テレビ音楽デビューは、1963(昭和38)年のNHKドラマ『野菊の墓』。その後、『キイハンター』から『Gメン'75』などのTBS系放映の東映アクション・ドラマ、『赤い疑惑』をはじめとする「赤い」シリーズ、『スチュワーデス物語』『スクール☆ウォーズ』などの大映テレビ作品、『暴れん坊将軍』など、数多くのジャンルで活躍。アニメーションは、1965(昭和40)年の『宇宙パトロールホッパ』を皮切りに、『タイガーマスク』『バビル2世』『ドカベン』など、1971(昭和46)年『仮面ライダー』から続く同シリーズや、2011(平成23)年に映画化で音楽もリメイクされた『電人ザボーガー』(1974)をはじめとする数多くの特撮ヒーロー番組、子供向けドラマの主題歌、挿入歌、BGMを担当。手がけた作品は、大ヒットによって長寿となるものが多い。
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