埋蔵金を掘る者たちのちょっと間抜け
でちょっと優しい群像劇 さんらん公
演『掘って100年』の上演が決定

2020年10月28日(水)~11月1日(日)北千住BUoYにおいて、さんらん公演『掘って100年』が上演される。作・演出は、安部公房の『どれい狩り』『制服』等を演出してきた、さんらんの尾崎太郎が手掛け、出演は、さんらん/大沢事務所の若林正など計12名となる。
さんらんは、2016年に葛飾で結成以来、安部公房作『どれい狩り』『制服』『未必の故意』、オリジナル作『イステキ』『おかえり』『ゴン太のクリスマス』等を上演してきた。『おかえり』は現在審査中の「第7回せんだい短編戯曲賞」に最終候補作品としてノミネート。2019年には、創立65年を迎えた劇団新人会の公演『新・ワーグナー家の女』(福田善之作)を演出・企画制作し、社会に光をあてる作品をあたたかみのある演出で届けることを信条としている。
本作は、皆で埋蔵金を掘り、バブル終焉当時の困難な状況において、生産性の無い(ように見える)行為、(本人達にとっては壮大な夢だが)傍から見ると馬鹿馬鹿しい行為に、葛藤しながらも明るく立ち向かう人達の話。コロナ禍の今、「エッセンシャルワーカー」という言葉を耳にすることが激増した今、示唆に富む内容となっている。俳優は演技以外にも現代舞踊を元に構築する劇的なムーブメントを通し、埋蔵金を「掘る」心理と本質を追究している。
会場となる劇場「北千住BUoY」は元々銭湯だったため、その特色を活かして上演されるとのことだ。
<あらすじ>
1989年、平成元年、夏。
群馬県渋川市赤城。
バブル景気の喧騒から離れて、赤城山の麓で埋蔵金を掘る者たち。
金384万両、時価総額2000億円以上と言われる徳川埋蔵金。
実際するのか?しないのか?掘り当てることが出来るのか?
夢と現実のなかで駆け抜ける、ちょっと間抜けで、ちょっと優しい、家族と仲間の群像劇。

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