ピアニストの北村朋幹、自身が企画・
立案したリサイタルシリーズの3回目
となる公演が開催

2021年12月23日(木)・24日(金)ムジカーザにて、ピアニストの北村朋幹が企画・立案したリサイタルシリーズ『北村朋幹 ピアノ・リサイタル』の3回目となる公演が開催されることが決定した。
北村は、14歳で東京音楽コンクール第1位を受賞、以来その深い音楽性と類まれなる感性で独自の存在感を見せ、近年ますます注目されるピアニストの一人。
本リサイタルシリーズは、北村が今、本当に弾きたいプログラムを演奏しており、今回のテーマは、“Cage&Grieg”(ケージ&グリーグ)。昨年、話題をさらった東京オペラシティ文化財団主催「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」でのプログラムでも軸となった、ジョン・ケージ《プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード》、そしてグリーグ《抒情小曲集》を取り上げる。
また、北村はこれらの曲をソロ・アルバムの第5弾として8月4日に『ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード』をリリースしている。
北村朋幹 コメント
北村朋幹  (c)TAKA MAYUMI
あらゆる事が起こる人生の中で、人は作曲をし、演奏をし、音楽を聴く。
現実で冷えてしまったこころをあたためられる場所を探すように、音楽という目に見えない世界を巡るなかで、いつかどこかに自分の居場所は見つかるだろうか。
白い壁と大きな窓に囲まれた静かな部屋で、ケージが独り「ソナタとインターリュード」を作曲した時と同じ型の小さなグランドピアノを用いて、心の中にある隠れ家のようなムジカーザで冬の日に奏でる小品集。
<プロフィール>
愛知県生まれ。3歳よりピアノを始め、浜松国際ピアノ・コンクール第3位、シドニー国際ピアノ・コンクール第5位ならびに3つの特別賞、リーズ国際ピアノ・コンクール第5位、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール第2位などを受賞。
第3回東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞、以来日本国内をはじめヨーロッパ各地で、オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、そして古楽器による演奏活動を定期的に行っている。
2020年9月、東京オペラシティ文化財団主催「B → C:バッハからコンテンポラリーへ」における、4台の鍵盤楽器を用いた、ケージの作品を中心としたプログラムによる画期的なリサイタルは「我が国のピアノ演奏史において重要な一夜と言っても過言ではない(伊藤制子)」と高く評価された。2019年からは自身のリサイタル企画「Real-time」を展開している。
録音は5枚のソロアルバムをフォンテックよりリリース。2021年8月に発売した「ジョン・ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」は、レコード芸術《特選盤》、読売新聞 REVIEW《特選》、毎日新聞《特選盤》、朝日新聞 for your collection《推薦盤》に選ばれ、主要紙において好評を得ている。
東京藝術大学に入学後、ベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。伊藤恵、エヴァ・ポブウォッカ、ライナー・ベッカー各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いて、イェスパー・クリステンセン氏のもと歴史的奏法の研究に取り組んでいる。
【2021年8月4日発売】北村朋幹(ピアノ)/ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード  グリーグ 鐘の音(抒情小曲集 第5集より)Op.54-6

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