『アベンジャーズ展』の見どころを紹
介 さまざまなトレーニングに参加し
、エージェントを目指す!

「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」映画の世界観が楽しめる没入型展覧会『アベンジャーズ展』が、2022年4月16日(土)から6月19日(日)まで、森アーツセンターギャラリーにて開催中だ。
2014年7月にニューヨークでの開催を皮切りに、パリやロンドン、ラスベガスなど世界24都市(12か国・地域)を巡回してきた本展が、いよいよ東京に上陸。ここでは内覧会の様子をレポートしよう。
会場入口
7つのエリアをまわり、エージェントとしての訓練を積む
ここは、スーパーヒーローに関連する最高機密情報や最先端技術に触れることのできる、高度科学トレーニング施設。我々は「S.T.A.T.I.O.N.」のエージェントになるために、この会場でさまざまなトレーニングを受けていく……というのが、本展の設定だ。
鑑賞者はまず「ブリーフィングルーム」で説明を受けるのだが、おっと、モニターに映し出されたのはエージェントのマリア・ヒルではありませんか! 彼女からアベンジャーズやこの施設についての説明を聞き、私たちも世界を救う一員になれるチャンスだとメッセージを受けると、次のエリアへの道が開く。さあ、ここから厳しい(?)訓練がスタートだ。
「ブリーフィングルーム」
会場は「キャプテン・アメリカ エリア」「ブルース・バナー博士のバイオラボ」「アイアンマン先端工学研究所」「ブラックパンサー&キャプテン・マーベル エリア」「ソーの天文台」「アベンジャーズ ホール」「収容室」の7つのエリアに分かれ、それぞれに見どころが溢れている。
「ブリーフィングルーム」を抜けた先にあるのは「キャプテン・アメリカ エリア」。ここではシールドや衣装が目に入ってきた。
「キャプテン・アメリカ エリア」
まず思い出して欲しいのだが、ここはトレーニング施設であり、我々はここでさまざまな経験を積まなければならないということ。つまりこの先にはたくさんの「体験施設」があり、本展はただ “鑑賞する” のではなく、“実際に手に触れて楽しむ” ことが重要だ。
さて、改めて展示に戻ろう。右手に並ぶ2つのシールド……。そう、これも実際に触れて楽しめる展示である。ここでは自分がシールドを装備しているかのような写真を撮影することができ、「S.T.A.T.I.O.N.」エージェントどころか、キャプテン・アメリカになった気分だ。高低差をつけて2つ並んでいるため、身長に合わせて自分にマッチするほうを選んで、ヒーローになった1枚を収めよう。
シールドを装備しました!
シールドの反対側にあるのは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のワンシーンを彷彿させる背景とバイク(ハーレー)だ。バイクにまたがり手元にあるボタンを押すと……。とある仕掛けが潜んでいるので、ぜひ会場で試して欲しい。
バイクにまたがったら、ハンドル近くにあるボタンを押してみよう
次は「ブルース・バナー博士のバイオラボ」。ハルクカラーであるグリーンのランプが光るこのエリアは、ブルース・バナー博士の実験室に入り込んだかのよう。
「ブルース・バナー博士のバイオラボ」
で、でかい……
ここでひときわ目を引くのは、この大きなハルクの手。人間の手とこんなに大きさが違うのか……としみじみ実感しながら、ハルクの全体像はどれほど大きいのだろうとイメージがわいてくる。また、この巨大なハルクの手の間に設置されたタッチパネルを操作することで、目の前にある画面上のハルクを動かすこともできる。指示に合わせて動くハルクをぜひご覧あれ。
両手の間のタッチパネルで、目の前のハルクに指示できる
「ブルース・バナー博士のバイオラボ」
次のゲートをくぐると「アイアンマン先端工学研究所」に潜入だ。我々を出迎えてくれたのは、迫力満点の巨大な「ハルクバスター」。そして、その先には「アイアンマン・マーク46」をはじめとした、トニー・スタークが着用した歴代のアイアンマンスーツがずらりと並ぶ。ここはまさに圧巻の展示。個体差を比較したり、映画のシーンを思い浮かべたりしながら、これまでのアイアンマンの軌跡を振り返ろう。
「アイアンマン先端工学研究所」
「アイアンマン先端工学研究所」
このエリアはこれだけではない。「フライト・シミュレーション」と書かれたブースでは、モニターの前に立つと、自分の姿が感知され画面に映し出される。すると姿が覆われるかのようにアイアンマンのスーツが徐々に装着されていき、最終的に自分がアイアンマンに! ここからトレーニングがスタートだ。こちらの動きと合わせて画面内のアイアンマンも動くので、手を自由に動かしビームを打って、目の前の敵を倒していこう。
「フライト・シミュレーション」
こちらの手の動きに反応し、画面内も動く
エリアの最後には、アイアンマンが降臨!
「ブラックパンサー&キャプテン・マーベルエリア」では、ヒーロースーツの展示のほか、『ブラックパンサー』で登場したヴィブラニウムにより変化した「ハート型のハーブ」や、ビークルを遠隔操作していたブレスレット「キモヨ・ビーズ」なども展示されている。
「ブラックパンサー&キャプテン・マーベルエリア」
「ブラックパンサー&キャプテン・マーベルエリア」
「ブラックパンサー&キャプテン・マーベルエリア」
その先は「ソーの天文台」だ。このエリアは巨大なパネルが目前に広がり、ソーの世界観に関する情報が次から次へと押し寄せてくる。画面は一定時間で切り替わり、中にはまるで自分が虹の橋ビフロストを通ってアスガルドへ向かって行くような映像も。
「ソーの天文台」
え、まさかこれって……?
エリアの中央には、選ばれし者しか手にすることができない「ムジョルニアハンマー」が! さあ、一歩踏み出し、手に取ってみよう。もしかしたらあなたが選ばれし者かもしれない……!
持ち上げられ……(る……?、ない……?)
MCUを彩るアベンジャーズと、敵対するヴィラン
「アベンジャーズホール」では、アントマン&ワスプ、ワンダ&ヴィジョン、ウォーマシン、ホークアイ、ファルコン、ブラック・ウィドウの衣装や武器がブースごとに並ぶ。アントマン&ワスプのブース前にはアリの大群が列をなしていたり、ホークアイの鏃(矢の先)が違っていたりなど、細かいところもこだわりが垣間見えて、じっくりと観察してしまう。
「アベンジャーズホール」アントマン&ワスプ
アントマン&ワスプの床にはアリの大群が。さまざまな動きを見せる
「アベンジャーズホール」ワンダ&ヴィジョン
「アベンジャーズホール」ウォーマシン
「アベンジャーズホール」ホークアイ
「アベンジャーズホール」ファルコン
「アベンジャーズホール」ブラック・ウィドウ
さらに、ここではゲームも楽しめる。タッチパネル式のモニターにアベンジャーズとヴィランが次々に現れては消えるので、モグラ叩きの要領で敵を退治し点数を稼ぐもの。これはウルトロンやチタウリといった “ヴィラン” を狙うことで点数が加算されるので、アベンジャーズをタッチしないよう注意が必要だ(アベンジャーズをタッチしてしまうと減点されてしまう)。簡単なようでなかなか難しい……。
「アベンジャーズホール」
これがなかなか真剣になっちゃうんです
7つめのエリアは「収容室」だ。巨大なモニターに映し出されたサノスは威圧感があり、モニターとはいえど萎縮してしまう。ここにはサノスが身につけたガントレットと、インフィニティ・ストーンの詳しい解説もあり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』までの戦いが走馬灯のように頭の中を駆け巡っていく。さらに奥へ進むと、チタウリやダークエルフ、そしてウルトロンに関する展示も。なるほど、エージェントになるためには敵を知ることも重要だ。
「収容室」サノス
「収容室」ガントレットとインフィニティ・ストーン
まさか、ゲートが開いてしまうのでは……?
「収容室」ダークエルフ
いよいよ最後のブースは、トレーニングの成果を見せる最終試練である。これまで「S.T.A.T.I.O.N.」のエージェントになるために行ってきた訓練の結果はいかに……? この「ファイナルゲーム」では、入口に置かれているデバイスから好きなものを選び、そのデバイスに表示されたロゴと同じ画面の前で待機。ゲームが開始されると敵が押し寄せてくるので、そのデバイスを使って攻撃し、撃退するというもの。他の来場者と手を組んで、その場を乗り切れるか……!
「S.T.A.T.I.O.N.」の一員に認められました!
展示を鑑賞するだけでなく、自分も参加し、体験することもできる本展。皆さんもぜひ「S.T.A.T.I.O.N.」の一員になるべく、会場に足を運び、訓練に励んでみては。『アベンジャーズ展』は6月19日(日)まで、森アーツセンターギャラリーにて開催中。

(c) 2022 MARVEL;Cityneon
文・撮影=SPICE編集部

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