変わり続ける⾃然界のリズムを太⿎⾳
楽で探求~『⿎童ワン・アース・ツア
ー2022〜ミチカケ』の開催が決定

太⿎を中⼼とした伝統的な⾳楽芸能に無限の可能性を⾒いだし、現代への再創造を試みる​太⿎芸能集団「⿎童」。2022年11月より、全編新曲で構成された新作舞台『⿎童ワン・アース・ツアー2022〜ミチカケ』の国内ツアーを開催することが決定した。
1981年、ベルリン芸術祭でデビューした⿎童は、デビュー以来53の国と地域で6,500回を越える公演を⾏ってきた。なかでも、多様な⽂化や⽣き⽅が響き合う「ひとつの地球」をテーマとした『ワン・アース・ツアー』は、世界各地で4,000回を数えている。今回の新作舞台は、全6曲すべて新曲で構成される約80分の挑戦作。近年の⿎童全体の表現を総合的に⼿掛ける⿎童代表の船橋裕⼀郎と、舞台の要となる楽曲を次々と⽣み出している注⽬演奏者の住吉佑太が連携し作り上げる。
【鼓童】2022年新作「ミチカケ」PV | Kodo One Earth Tour “Cycles” Promotion Video
本編は、「リズムを⼿放す」「偶発性」という、今までとは異なるアプローチにより創り出されるサウンドアートともいうべき新曲「ミチカケ」からスタート。調律桶太⿎「奏」3台のアンサンブルや笛の六重奏の新曲、そして打ち⼿の魂、揺さぶられる太⿎の⾳。⿎童の⾰新と真髄を感じられる⾰新的な意欲作だ。また、パイプチャイム、マンジーラ(⼩型シンバル)など太⿎以外の多彩な楽器を取り⼊れていることも本作の特徴の⼀つ。楽器を吊り下げ、揺らした中から⽣まれる様々な⾳の揺らぎや倍⾳など、新たな⾳の広がりにも挑戦する。さらに、本作では半纏ではなく、劇団☆新感線や歌舞伎NEXT などを⼿掛ける⾐装デザイナー堂本敦⼦⽒による⾐装製作にも挑戦する。
夜明けから深夜まで変わり続ける⾃然界のリズム「⽇の出⽇の⼊り」「潮の満ち引き」「⽉の満ち⽋け」、その⻑い周期感や「数」に秘められた律動を太⿎⾳楽で探求する新作『⿎童ワン・アース・ツアー2022〜ミチカケ』。演出・船橋裕⼀郎と⾳楽監督・住吉佑太のコメントが到着した。
演出・⿎童代表/船橋裕⼀郎 コメント
船橋裕一郎
⾳楽監督の住吉佑太の飽くなき新たな⾳楽表現への探究⼼と⼼意気、そこに追随し稽古に励む演奏者たちを前に、私⾃⾝創作段階からとてもワクワクしています。
近年、⿎童のクラシカルな舞台を続けたことにより表現の⼟台が強くなりつつあります。
本作は全く異なる道筋で創作が進み、現段階では距離を保ち俯瞰しています。
演出的には、これから何かを加えるというより、削ぎ落とし、研ぎ澄まし、簡素美の強さや⾝体の美しさを際⽴たせ、劇場空間いっぱいを響かせたいと考えています。
未体験な⾳の世界、ワクワクとヒリヒリが渾然⼀体となる舞台を共体感していただけましたら幸いです。
⾳楽監督/住吉佑太 コメント
住吉佑太
この世界は、あらゆるリズムで溢れています。
広い視野で話せば、地球の公転、⾃転によって⽣み出される、「⽇の出⽇の⼊」「潮の満ち引き」、そして「⽉の満ち⽋け」さえも、⻑い周期感でのリズムだと考えられます。
そういった⾃然の中にありふれたリズムを、⿎童で表現してみたいと思ったときに、私たちがこれまで培ってきたアンサンブルのリズムを⾒直す必要がありました。
⼈間が⽣み出した、⻄洋⾳楽的に整理されたリズムたちを、⼀度⼿放すところから始まります。
⾳⾊や響きそのものに重きをおいて、空間に⾳を配置していくような新たな⾳表現や、数の中からリズムを導き出すような作曲⽅法にも挑戦しています。
楽器についても、舞台装置と組み合わせて使うことで、これまでになかった演奏⽅法を取り⼊れています。⿎童の新たな響きを、お楽しみいただければと思います。

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