パンダドラゴン、憧れのステージ・中
野サンプラザで誓ったさらなる未来 
「次の目標はパシフィコ横浜です!」

#パラゴン拡散希望

2023.1.15 中野サンプラザ
2022年8月より全国47都道府県ツアー『#パラゴン拡散希望』を行っていた6人組ボーイズアイドルグループのパンダドラゴンが、2023年1月15日に超満員の中野サンプラザにてファイナル公演を迎えた。豪華なステージセットに驚きの演出、怒濤のメドレー、新衣装&新曲お披露目もありの、ドキドキワクワクな約3時間。有言実行、夢のステージに堂々と立った6人は、あまりにも輝いていた。
ステージを覆う紗幕に、中野サンプラザを目指し6人が全力で駆け抜けた軌跡が映されたオープニング。その紗幕が振り落とされた1曲目は、「Hop Step xxxx」だ。空に虹が架かり、飛行機や船、電車、グループキャラクターでポップに彩られた大きなステージで、それぞれのイメージカラー衣装をまとい躍動する6人。元気な歌声を響かせ、跳ねたり、駆け回ったり、すれ違いざまにハイタッチをしたり、アイコンタクトをしたり、もうそれだけで胸が熱くなる。
パンダドラゴン
タイにひとっ飛び、歌い回しもダンスもだいぶクセ強めな「万国みゅーじっく」。自己紹介ラップ曲「パンドラの箱」。メンバー同士手を合わせたり肩を組んだりしながら歌って、とにかく青春!な「明日ハ晴レ」。勢いよくさまざまな色で楽しませる6人には、大きなステージがよく似合う。
オーディエンスが撮影したステージ画像をSNSで拡散する“拡散タイム”に続き、1曲丸ごと動画も写真も撮影OKとなったのは「ダイスキ☆シンドローム」。笑顔の<ダイスキ>に投げキッスにハートマークポーズにファンサもたっぷりで、6色のペンライトが客席でよりいっそう大きく揺れる。
パンダドラゴン
今回の47都道府県ツアーでの地域限定曲がなんと12曲!も連なったメドレーでは、ジャージをアレンジしたスポーティー衣装に着替え、ステージ上段も下段も目一杯広く使って、電車の窓からお茶目に顔をのぞかせたり、元気に煽ったり。かっこいいも切ないもかわいいもコミカルも目まぐるしく豊かに表現していく6人、今ツアーでエンターテイナーとして一段と鍛えられたことが明白だ。

ようた
なぎ

ブラック基調の新衣装をまとい、黒衣の王子様となって色気ある歌声とダンスで魅せたのは「恋してBAILA!」。ターンするたびに衣装の裾が艶やかに揺れて、ドキドキが止まらない。
入場時に全員配布した特殊な音波信号に反応するペンライトで、新たな演出にトライしたのは「NA・NA・NA」「嘘つかないで」「大人になる前に」「freezing star」。歌うメンバーに合わせていっせいにペンライトの色が変わっていくことで、一体感が増し増しだ。
あづ
たいが
「チューインLOVE」では、黒衣装から一転、純白の王子様な新衣装にお召し替え。マイクスタンドの前に立って歌う姿も実にさまになっていて、それぞれが放つオーラが眩しい。
賑やかなパフォーマンスで遊び心が大胆にハジけた「VIVA!チャイナ」。輪になって駆け回り、腕を高く掲げて前向きなメッセージで背中を押した「桜ambitious」。<すーぱーあいどる>でいてデスボイスもヘドバンも全力投球な「(超)あいどる道中膝栗毛」。金&銀テープがめでたく飛んだ「NEO TRAVELER」。怒濤のセットリストで、とびきりスマイルも伸びやかな歌声もキレッキレなダンスも最後まで鮮やかさを失わなかった6人は、本当にすごい。
ぱっち
なるき
アンコールでは、2月20日のリリースに先駆け、3rdアルバム『FEBRUARY』収録の「パLIFE!パLIKE!パLOUGH!パLOVE!」を披露。「NEO TRAVELER」の作詞・作曲を手がけた玉屋2060%による進化形パラパラナンバーには、“楽しいこと、好きなことをみんなと共有したい!”というメンバーの想いがギュっと詰まっていて、「ダイスキ☆シンドローム」を手がけた槙田紗子氏による“ギャル”がテーマの振付にしても中毒性が高すぎる。またもや、キラーチューンが誕生してしまった。
あづ「2か月お休みをいただいている間も、ライブで緑(あづのイメージカラー)のペンライトを振ってくださる方がいて。みなさんに会うために自分はアイドルになったんだ、とあらためて思いました。感謝を忘れずに、これからも自分らしく頑張っていきます」
ぱっち「いちアイドルファンとして何度も足を運んだ中野サンプラザは、自分にとって特別な場所。夢が実現しました! 憧れのステージに立つことができて、6色のペンライトがたくさん見えて、とっても楽しかったです! 2023年、いいスタートが切れたと思います」
なぎ「学生の僕は、学校に行きながらの47都道府県ツアーでした。よく回りきったなって自分で思います。でもそれは、メンバーやファンの方々、家族の支えがあったからこそ。立派な姿を見せられるようにこれからも頑張るから、応援よろしくお願いします」
たいが「日本全国、すべての都道府県で待ってくださっている方がいて。たくさんの愛と想いをいただいきました。心優しくて温かいみなさんに支えられていること、本当にありがたいと思っています。もっともっと素敵な景色を目指して、一緒に進んでいきたいです」
なるき「先輩のMeseMoa.さんが、たくさんの想いを背負って立った中野サンプラザのステージ。みなさんから笑顔と愛情をもらって、自信を持って立つことができました。これからも、パンダドラゴンらしく、パンダドラゴンにしかできないことをしていきます」
ようた「夢を持つこと、追うこと、えること。挫けそうになることもありましたが、いろいろな方の支えがあって、ここまで辿り着くことができました。僕たちには、まだまだたくさんの夢があります。みなさんがいればどんな夢も叶えられる。そう思っています!」
胸の内を明かし、しっかり前を向いた6人。「6年目のパンダドラゴン、次の目標はパシフィコ横浜です!」と、さらなる大舞台を目指すことも誓った。
パンダドラゴン
パンダドラゴン
6人一緒にタイトルコールして最後に届けたのは、これまでパンダドラゴンの楽曲を数多く手掛けてきた阿久津健太郎氏がこのツアーのために書き下ろした「君が待つ場所へ」。1階席、2階席の奥のほうまで見渡しながら、大きく手を振ったり、メンバー同士向き合ったり、肩を組んだり。<47の景色を渡って>きた6人の歌声、ファンとしっかり結んだ絆は、力強くて美しかった。
メンバーいわく「名曲ぞろい」な3rdアルバム『FEBRUARY』を2月20日に発売し、同日に東京・サンシャインシティ 噴水広場でリリースイベントを開催するパンダドラゴン。3月26日からは、メンバーが一流シェフとなり(!?)さまざまな試みも盛りだくさんだという1st ホールツアー『THE PARAGON KITCHEN』がスタートする2023年。ボーイズアイドルの星として、パンダドラゴンはますます光り輝いていくに違いない。
パンダドラゴン

文=杉江優花

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