ショーン・ホームズ(演出)と段田安
則(主演)が再びタッグを組み、シェ
イクスピア4大悲劇のひとつ『リア王
』に挑む
舞台のみならずテレビ・映画の世界でも変幻自在に活躍、押しも押されもせぬ日本を代表する俳優である段田安則が、エポックメイキングとなった『セールスマンの死』に続いて、生来の気性の荒さと老いからくる耄碌から、娘たちの腹の底を見抜けず、悲嘆と狂乱の内に哀れな最期を遂げる、世界中の名優たちが演じてきたリア王に、果敢に挑む。
『セールスマンの死』での素晴らしいコラボレーションを経て、シェイクスピアの名作に取り組むこと、段田さんのリア王に出会うことが楽しみでなりません! また、シェイクスピアへの燃えるような情熱、一緒にいるとこちらまで熱くなるお気持ちを持った和子さんとご一緒できることもこの上ない喜びです。劇場で観客の皆さまと私たちの作品が出会うことを楽しみにしています。『セールスマンの死』や『桜の園』でそうしたように、暗闇、不条理、そして驚きを作品にもたらしたいと思っています。
This will be our fourth production together and the second time I’ ve worked with the incomparable Danta san.
After collaborating together so successfully on A Death of a Salesman, I can’ t wait to get started on Shakespeare’ s master work and to meet Danta san’ s King Lear! It’ s also going to be a great pleasure working with Kazuko san whose burning enthusiasm for Shakespeare is so infectious. I look forward to audiences meeting our production and hope we can bring the same mixture of darkness, absurdity and surprise to this show as we did to Salesman and Cherry Orchard.
『リア王』への出演は1991年、蜷川幸雄さんの演出でエドガー役を演じました。三十数年の年月を経て、タイトルロールという大役を務めるにあたり、「本当に私で大丈夫?」という不安と楽しみが入り混じっています。
ショーンさんはとても頭が良く、且つ、ユーモアのある方。稽古は楽しく、作品に対する彼の視点や発想から多くを学び、私は相性の良さを感じました。『セールスマンの死』は時代を少し現代に近づけての上演でしたが、今回の『リア王』の演出でもそのような構想を練っているそうですので、私自身も楽しみです。シェイクスピアの本場、イギリス出身のショーンさんですから、きっと面白くしてくださるはず。この悲劇の名作、ご覧になったことのある方はもちろん、初めてご覧になる方にも楽しんでいただける演出をされると思いますので、ぜひご期待ください。私もお客さまのご期待にお応えできるよう努めます。
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