ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの
『きゅうりか、猫か。』
- #21 黒猫の瞳が映すもの -

シンガーソングライターの“ももすももす”が、音楽・アート・映画・書籍など、毎月好きな芸術作品を紹介する連載コラム。

生きていたい時→
曲を作っている時
歌っている時
猫と寝ている時
友達と遊んでいる時
お酒を飲んでいる時

もう生きたくないなって思う時 →
傷付いた時
一人の時
他人に粗末に扱われた時
体調が悪い時
自分の価値が分からなくなった時

この二つを天秤にかけると、生きていたいと思う気持ちも、生きていたくないなと思う気持ちも、両方分かるし、無くせないものだなと思うし、無碍には出来ない気がする。

わたしは正直、あまりこの世に思い残すこともないし、いつ死んだっていいやと思っているのだけれど、昨日は久しぶりにバンドでリハーサルをして、もう少しだけ生きていたいなと思った。
バンドメンバーとは、もう長い付き合い。

ギターのまさちはメランコリック写楽をやっていた時に、打ち上げで会ったのが始まり。たぶん。わたしの友達の中で、一番仲が良い。二人とも、嘘をあんまりつかないし、素直だし、吊り目だし、笑っちゃうくらいしょうもない部分があるし、お酒が大好き。よく飲みに行くけれど、あんまり何話したか覚えてない。本当に親友だと思う。

ベースのかーすけくんは、ちょっと捻くれているところがあるけれど、根がめっちゃ優しい。ソロデビューするときに、友達に紹介してもらった。二人で飲んだり、友達とみんなで飲んだり、かーすけくんもお酒が好き。ちょっと恋愛の話もしたりするような気がする。バンドのリハーサルの時の現場監督的な立ち位置だし、難しいこともやってくれる。あと豹柄と派手なものが好き。

ドラムのヨコピーは、元メランコリック写楽のドラマー。ヨコピーとは地方遠征の車の中で、いっぱい喋った思い出がある。共通の友達とみんなで、バーベキューしたり、年を越したり、心を許している数少ない友人。

その大事な3人と12/19に黒猫会議というワンマンライブをする。

とっても楽しみ。

いいライブにするから、誰もひとりぼっちにしないから、みんな見にきてね。
ももすももす プロフィール

モモスモモス:2015年よりロックバンド・メランコリック写楽の作詞作曲を手がけ、ヴォーカル&ギター“ももす”として活動。18年より“ももすももす”としてソロ活動を開始。中毒性の高いハイトーンヴォイスと純文学の影響を受けたユニークな言葉遣い、そして絵画のように奥深く、予測不能なメロディーの渦を宅録から世界へ発信している。19年2月にはシングル「木馬」でメジャーデビュー、20年3月には1stアルバム『彗星吟遊』を発表。23年2月にソニー・ミュージックレーベルズ移籍第一弾シングル「エソア」をリリース。その後も配信シングルを2曲、CDシングルを1枚発表し、11月に移籍後初となるアルバム『白猫浪漫』をリリース。12月にはワンマンライヴ『黒猫会議』を開催する。ももすももす ソニー・ミュージックレーベルズ アーティストページ

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https://bit.ly/3fHyept

OKMusic編集部

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