【楽器人 × music UP's】
SPECIAL FEATURE
「俺の楽器・私の愛機」#20

“音楽を聴くだけなんてもったいない”という思いを胸に、楽器の総合情報ポータルサイトを目指す新メディア『楽器人(Gakki Beat)』。「俺の楽器・私の愛機」のコーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集中! 本記事では応募いただいた投稿から3つの楽器をピックアップし、編集部のコメントとともにご紹介。

【俺の楽器・私の愛機】
1526「19世紀のボディ材」

【オーダー品】
(奈良県 M まあまあな歳)

 戦前の古民家を解体し、使われていたケヤキの一枚板をいただく機会がありました。この古材をギター工房に持ち込み自分のオリジナルギターを作ってもらいました。大正末~昭和初めに建てられた家なので家の一部として約100年。それだけ経っても歪みのないしっかりした板です。当時は自然乾燥で、しかも乾燥に時間のかかるケヤキとなると板材になる前に伐採されたのは明治時代でしょう。19世紀の材、というだけでワクワクします。

 自分好みのパーツを選び、デザインの要望など色々工房に伝え待つこと数ヶ月。期待以上のすばらしい出来上がりです。弾いてみるとコシのある素晴らしい鳴り。低域がしっかり出ているのに輪郭がくっきりしていてノビのある音。家具や建築の高級材として使われるので楽器用にはほとんど見かけませんが、ケヤキ、まじで使えます。とにかくめちゃくちゃいいです。新品なのにヴィンテージ。唯一無二のギターとなりました。

1519「愛車が愛機に」

【Psychederhythm STANDARD-T】
(愛知県 車好きベーシスト 27歳)

 一昨年、長年乗っていた愛車を手放した際に予想以上に高く売れたため、興味があったギターを買おうと思い立ちました。欲しいギターはテレキャスタータイプ、その中でもマッチングヘッド、ボディのバインディング、フロントにP90と僕の癖にぶっ刺さりなPsychederhythmのSTANDARD-Tを探していました。そんな中見つけたのがこのギターです。中古でしたが状態は問題なく、元々青が好きなのと手放した愛車の色と似ている気がして運命を感じ、少し試奏して購入しました。

 その後ギターライフを送っていたある日、製造年等を知りたいと思い、メンテナンスついでに手掛かりがないか探していると、ピックアップザグリにWR BLUEという色名が記載してありました。WR BLUEという色名を見て「なんか聞いたことあるな」と思い調べてみると、なんと手放した車の色もWR BLUEでした。手放した車の色と似ているなと思って買ったギターは、似ているどころか同じ色のギターでした。さらにPsychederhythmは同じ色のギターを数本しか生産せず、ネットで調べたところWR BLUEのSTANDARD-Tは2017年に製造された4本のみでした。こんな偶然あるのかと今でも驚いていますが、今後もさらに愛着が湧いたこの愛機と楽しいギターライフを送ろうと思います。

1517
「ジャンク品が化けた激鳴りギター」

【cool Z】
(福岡 機材厨野郎 38歳)

 たまたま、友達に安いストラトを探してると伝えた所、欲しいパーツだけ取って使ってないギターがあるから3千円でどう?と言われ、それなら買いだから買うわと即決!そこから地味に少しづつPUやPUガードや配線やポット等、アッセンブリーなどを集め、どうせなら実験でレリックも自分でしてみたいと初の試みもして、いざ!!組み込みして完成したらいい鳴りで。総額3万で手に入ったなら個人的に満足でしたが、コレを知り合いに自慢しに行ったら、結構評判で自慢の一本になりました。

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着