【JYOCHO インタビュー】
どれだけ音楽的に面白くても
楽曲として良くないと意味がない
抒情性と高度なテクニック、哲学的な歌詞などを巧みに融合させた独創的な音楽性が世界規模で高い評価を得ているJYOCHO。最新作『導き、捧げて e.p』はTVアニメ『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd』のEDテーマソング「導き、捧げて」を筆頭に、最新のJYOCHOの魅力を味わえる4曲が収録されている。必聴と言える新作を掘り下げるべく、バンドの中枢を担うだいじろー(Gu&Cho)を直撃した。
希望に向かって
進んでいくことを表現した
新曲の「導き、捧げて」はTVアニメ『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd』のEDテーマソングですが、曲調や歌詞の狙いはどのようなものでしたか?
「導き、捧げて」は牧歌的な温かみや躍動感があって、光を感じさせる曲に仕上がっていますね。
歌詞だけではなくて、楽曲にも込めるというのはJYOCHOらしいです。「導き、捧げて」は“おっ!”と思うポイントがたくさんありまして。まずリズムが変拍子なのか、そうではないのかちょっと分からなかったりします。
サビは変拍子ではないんですね。バンドは6/8拍子ですが歌メロは違うリズムで、ちょっとポリリズムっぽくなっていませんか?
おおっ! やりますね。心地良い曲でいながら、実は凝ったことをしているのは最高です。メロディーの良質さも注目で、この曲はメロディーから作られたのでしょうか?
美しいメロディーと温かみのあるヴォーカルのマッチングが本当に魅力的です。そして、この曲はアコギの弾き語りが入口だったのでアコギを弾かれているんですね?
煌びやかなアコギの音が世界観を深めていますし、間奏のアコギ2本による立体的なアンサンブルも聴きどころです。
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