泉 彩世子『脳内ジュークボックス』

泉 彩世子『脳内ジュークボックス』

泉 彩世子『脳内ジュークボックス』
- 第23回 「Dust My Blues」
Elmore James -

私の心にひっかかって、揺らしていく、そんな唄たち。リンクする想いや情景を絵にしてお送りします。

花火を見るんや。
浴衣を着るんや。

これはずっと続いている夏のノルマです。
浴衣を着たい!っていうか、浴衣を着なければ!くらいの勢いです。
そして着るならば、「よし!! やれるだけやった!!」という自己満足がほしい。
だから決して自分で着ようだなんて思いません。
着せてもらうのが一番安心。

出来そうかもと思うことは、たいていやってみると案外難しいからね。

さて、そんなこんなで今年も浴衣へ一直線。
お気に入りの浴衣と帯と下駄を持って、美容室に向かいました。

私は120%忘れ物をする人間なので、念入りに忘れ物がないか確かめて玄関のドアをあけて美容室に向かいました。

美容室に到着して受付をしていると、「お荷物お預かりしまっ…」と言った女性の顔がちょっと変。
引いてる。なんでなん。なんなん。

あ…

「そこにあるゴミ出しといてー!」
と上京していた母に言われて家を出るとき手に持ったゴミを持って来てしまった。

ゴミ置き場に出し忘れたままマンションを出て、長い道を歩き、美容室まで運んできてしまった。

近所のスーパーの緑のロゴが入ったゴミ袋。
っていうか、ゴミ。

うーわ、最悪や。
そんなとき頭の中で流れてきたのは

「Dust My Blues」/Elmore James

ミスをして「あぁ〜あ…」って思うとき必ず私の頭の中ではこの曲。
いろんなつながりがあってね。
それについては今度ライブでうたうときにでも話しますね。

さてゴミ袋を手に持って可愛らしい美容師さんに、
「こんなもん持ち込んですみません。」と、謝る。
「大丈夫ですよー! そこのソファにおいといてください!」と笑顔で言われる。

持ち込んどいてなんやけど、(おいとくのはどうかと思うで!?)というのは心の中で言う。

で、浴衣を着せてもらって、髪を粋に!! 結ってもらって荷物を置きに一度マンションへ帰りました。
ドアを開けたら、お母さん。

「あら!! なんであんたまだゴミ持ってんの!!」

うーわ、最悪や。

帰りもゴミ置き場通過して結局持って帰ってきてしもた。
また、「Dust My Blues」/Elmore Jamesです。
セカンドプレイや。

こんなことは物心ついたときから日常茶飯事です。
慣れることなくその度にテンパッて、なんて燃費が悪いんだろうと思います。
でも昨日なんとなくひいたおみくじが大吉だったのでそろそろ物忘れと忘れ物がきれいさっぱりなくなるんじゃないかって。
胸は希望でいっぱいです。
泉 彩世子 プロフィール

イズミサヨコ:1988年、大阪生まれ。キングレコード創業 80 周年企画『Dream Vocal Audition』にて、1万人を超える応募者の中から圧倒的な歌唱力と存在感でグランプリ(with賞)を受賞し、12 年11月にシングル「スクランブル」でデビューを果たした。


●NEWシングル『愛の詩(他2曲)』がタワーレコードオンラインにて全国でお求めいただけるようになりました!シングル「愛の詩」(TOWER RECORDS ONLINE)
泉 彩世子 オフィシャルHP
泉 彩世子 オフィシャルTwitter

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。