泉 彩世子『脳内ジュークボックス』

泉 彩世子『脳内ジュークボックス』

泉 彩世子『脳内ジュークボックス』
- 第24回 「アシンメトリー」
スガシカオ -

私の心にひっかかって、揺らしていく、そんな唄たち。リンクする想いや情景を絵にしてお送りします。

「なんでそんなに感情が一定なん? フラットなん? 昔からそんな風なん?」
ってある人にたずねた。

「うん、まあ、昔からだね。こちらから見てるとどうしてそんなに上がり下がりするのか不思議だよ。」
って言われた。

その人なりに多少の上がり下がりはあるらしい。
波が大きすぎる私から見ると、その人の波はほぼ直線に見える。
波というよりも、振動。
ピクッ…シーン…くらい。

さらに続けてその人は
「昔は今よりも他人に怒ったりしてたと思うよ。今は人に期待しないってことを覚えたから腹も立たない。」
って言った。

それって、自立しているってことやろ。
他人と自分の境界線をしっかりひけてるってことやろ。

「ふーん、そうなんか。」

って言いながら、わかっちゃいるけど難しいやんって考えてた。

何かに依存するのって心地良いし、癖になる。
人に期待して、自分の考える"相手の幸せ"をおしつけたりするのって時にドラマチックや。
波があるのは刺激的や。

でも、すこぶるしんどい。

しんどいしんどいしんどい。

そしてものすごいしょーもない。

その空しさがポンッと小さく爆発するときがある。
ガス欠したみたいに、もう重たくて重たくて。
車なんて捨ててしまおう!と静かに思う。
そんなとき頭の中で流れてくるのは

「アシンメトリー」/スガシカオ

人に期待しないなんて無理や。
この先あるかもしれない"がっかり"に潰されないためにシュミレーションはするけれど、
やっぱり人と出逢うと新たな世界や、楽しい展開、この先できるかもしれない強い絆を思ってときめいてしまう。
そして何度も心底がっっっっかりした。
そこで終わる人間関係もあれば、いつのまにか修復されることもある。
そしてたいていのことはそのうち忘れる。

あぁ~みんな不完全やなぁ。大人も偉い人もイケメンもいい女も、私も。
ほんなら最後の1%が成功やったらいっか。
99%がっかりで当たり前ということになる。
自分だってたいていがっかりされているんやろうし。
どこかに必ずあるであろう1%にたどりつくために何事もやめてはいけないね。

その 「人に期待しない」 というその人だって、絶対してる!!って私は決め付けてる。
冷めてるんじゃなくて、広いんやろうな。
なれるもんなら私もああなりたい。

いろんな人と出逢って、人に期待しつつも人を怨まない、そんな人になりたいものです。
人ってうっとうしいし愛おしい。
泉 彩世子 プロフィール

イズミサヨコ:1988年、大阪生まれ。キングレコード創業 80 周年企画『Dream Vocal Audition』にて、1万人を超える応募者の中から圧倒的な歌唱力と存在感でグランプリ(with賞)を受賞し、12 年11月にシングル「スクランブル」でデビューを果たした。


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OKMusic編集部

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