PrizmaX 森崎ウィン

PrizmaX 森崎ウィン

【PrizmaX 森崎ウィン
インタビュー】
今の自分とちゃんと
向き合ってみようと思った

PrizmaXが4カ月連続でメンバーのソロプロデュース楽曲を配信リリース。その第四弾楽曲「I hate you」は、ヴォーカルの森崎ウィンがプロデュース。スティーヴン・スピルバーグの映画『レディ・プレイヤー1』での好演が話題を呼び、俳優活動も順調な彼に話を聞いた。

2018年は俳優として個人での活動が目立ったり、新体制になったりといろいろ変化があったと思うのですが、その中で意識の変化はありましたか?

普段から“こうしていきたいな”と思うことはあるんですけど、行動に移すのに時間がかかったりするんです。でも、2018年は目に見えてかたちが変わって、自分から行動を起こさなくてはいけない年だったので、今まで以上にグループへの愛が強まった気がします。ひとりでの現場も多かったので、グループに戻ってくると安心感とかもありますし。でも、その安心感が果たしていいものなのかとは考えていて。“あぁ、戻ってきた~”っていうだけじゃなくて、ちゃんと切り替えるってことを意識していますね。

ウィンさんはこれまでも作詞作曲をしていますけど、6月頃にソロプロデュースの話を聞いた時はどうでした?

“あ、やるんだ!”くらいでした(笑)。でも、他の3人は普段がっつり楽曲制作に携わることがないので、表現者として自分発信で楽曲を制作できるというのは燃えていたんじゃないかな。僕は4人連続の最後だから、その時はあと半年あるし…って思っていたけど、ありがたいことに締め切りに向かうにつれて忙しくなっていって、曲が全然できなくて(笑)。

ウィンさんは自分の楽曲の制作と並行して、他の3人の楽曲にもヴォーカルで携わっていますしね。

今までにないような曲調もあったので苦戦しました。翼の「rewind」が一番難しかったです。ああいう歌い回しっていうのは僕の中ではあんまりなくて…でも、それが逆に新しい森崎ウィンがしっかり見えたなって、自分でも実感できました。引き出しがひとつ増えた感覚です。

そうやって3人からも刺激を受けながら、どういう曲を作っていこうと思いました?

最初はバラードにしようと思ってたんですよ。そのストックがあったから余裕を持っていたんですけど、有希の「South Cross」がド定番のバラードだったから“嘘でしょ!?”って(笑)。今後ライヴをしていくということやバランスを考えて、バラードが多すぎるのもどうかと思って全部練り直しました。

なるほど。イチから練り直すことになって、どこからイメージを作りました?

今回は新しいサウンドプロデューサーさんとご一緒したんですけど、最初にお会いしてご飯を食べに行ったんですよ。その時に“曲が書けないんですよね”って言ったら“その書けないのを書きなよ”って言われて。書けないって言ってるのに(笑)。ちょうどその時、自分と向き合うための時間がなかったし…正直言って、今も年明けまで休まないで駆け抜けていかなきゃいけない感じなんです。でも、今の自分をないがしろにしないでちゃんと向き合ってみようと。そこで自分の中で引っ掛かっているものを出してみようと思って作った曲なんです。締め切りの前夜にできて、締め切り当日の朝にデモを送ったんですけど、降りてきたままのイメージをワーッと曲にしました。

楽曲を聴く前に、まず“I hate you”というタイトルに驚きました。

そうですよね。“I hate you”って言葉はストレートだけどキャッチーだし、インパクトもあるので、あえてポップな曲に乗せるというギャップを見せたかったんです。

歌詞は抽象的だけど言葉数もそんなに多くないし、シンプルですよね。

“嫌い、だけど好き”っていうことってあるじゃないですか。自分の中で気持ちを切り替えられるような曲になればいいかなって。ラップを入れずに歌っているのが僕だけなのは、僕の想いを詰め込んだ曲にしたかったからなんです。

日本語詞の部分がひらがなになっているのは?

漢字だったら少し重たいと思って。この曲は詞の意味を考える前にメロディーとかトラックの良さを感じてもらいたいので、“何を歌ってるんだろう?”って思って歌詞を見た時にパッと見で怖いって思ってほしくなくて。活字にすると力が強く感じるし、ひらがなで書くことによって聴く人に時間をかけて理解してもらいたかったんです。

今回挑戦だったのはどういったところでしたか?

ただ良い曲ではなく、ライヴでパフォーマンスが光る曲にしたかったですね。ビートとかアレンジをデモである程度プロデューサーさんに伝えて、ライヴを想定して作りました。

いつもミディアムで音像もやさしい曲を作られることが多いですけど、打ち込みにしたのはその影響があるのですね。

そうですね。ガシガシしたビートのイメージを伝えてアレンジしてもらいました。ライヴでは、ステージでの足踏み一歩とこのビートが合うだけで空気がキュッと締まるような感じで。イメージ通りになりました。でも、レコーディングがかなり難しくて。どれだけ録るんだろう?ってくらいヴォーカルを録っていたので、終わってから“よくついていけたね”って言われました(笑)。いつもは1曲通して歌ってからハモりとかを乗せていくんですけど、初めてのサウンドプロデューサーさんとのレコーディングで、その方は1フレーズごとにハモりまで録って完成させていくんですよ。その場でいろんな歌い方をしてって言われて大変だったけど、楽しかったですね。そうやって成長していくんだろうなって思えました。

今はミャンマーでの活動も活発ですけど、そこではどういったことを感じています?

ダンスヴォーカルグループは他にもあるけど、ミャンマーで番組を持っているグループって他になかなかいないじゃないですか。だから、それを強みにしてアジアにも進出したいですね。

ミャンマーではどういう音楽が流行っているのですか?

すごく最新なんですよ! トラックも打ち込みだし、ヒップホップも流行ってるし…でも国民性なのか、歌い上げるバラードが人気なんですよ。ミャンマーの人たちは曲が始まった時の反応や歓声がすごいし、日本語でも一緒に歌うんですよ。そういったところで日本では味わえないエネルギーを感じられますね。

なるほど。最後に、今後やってみたいことがあれば教えてください。

個人だったら生バンドをやってみたいです。ビルボードでやるようなジャジーな曲からポップ、ファンクまでやりたいことはたくさんありますね。できるか分からないけど、来年は生誕ライヴをやりたいと思っているんですよ。“距離が離れてしまった”って感じているホリック(ファンの呼称)もいたりするので、感謝の気持ちを込めて生誕ライヴができたらいいな~。…ってマネージャーに言ってます!!(笑)

取材:高良美咲

配信シングル「I hate you」2018年12月5日より配信中 SDR

【ライヴ情報】

『PrizmaX Nonstop』
12/15(土) 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo ※2部編成
12/23(日) 東京・原宿クエストホール ※2部編成
12/29(土) 大阪・梅田CLUB QUATTRO ※2部編成

『PrizmaX Live Level 8』
7/06(土) 東京・豊洲PIT ※2部編成

PRIZMAX プロフィール

プリズマックス:2002年結成。10年からスターダストプロモーションの男性タレント集団EBiDAN(恵比寿学園男子部)に参加。13年3月に結成10周年を迎え、ダンス&ヴォーカルユニットとして「Mysterious Eyes/GO!」でCDデビューを果たした。R&B、ヒップホップ、ファンクなどの要素を取り入れた音楽性から、国内外問わず多数のフェスから声が掛かるなど、活動の幅を広げている。19年、新メンバーを迎えて7人体制になったと同時に、グループ名を全て大文字表記の“PRIZMAX”に改名。新体制初の作品となるアルバム『FRNKSTN』を同年4月にリリース。PRIZMAX オフィシャルHP

PrizmaX 森崎ウィン
配信シングル「I hate you」

「I hate you」LYRIC VIDEO

OKMusic編集部

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