お花見の場所取りでひとりぼっち。寂
しさをまぎらわす曲。

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
今回は、「お花見の場所取りでひとりぼっち。寂しさをまぎらわす曲。」をテーマに選びました。桜の季節がやってきました。みんなで花見をするのは楽しいものですが、それは誰かが寂しさを耐えて、ひとり場所取りをしてくれていたからかもしれません。今年もきっといるであろう、花見を盛り上げる影の功労者に贈る5曲をどうぞ。

1.「サクラあっぱれーしょん」 / でん
ぱ組.inc

花見そのものは大変テンション上がるイベントですが、一人で場所を探すのにテンションが上がるかと言われると、果たしてどうなんでしょう。そんな時にお薦めしたいのがでんぱ組.inc。特に桜をテーマにした「サクラあっぱれーしょん」は今の季節、まさにピッタリ。矢継ぎ早に繰り広げられる歌パートはまさにお祭りそのもの。聴いて楽しい、見て楽しい、もちろん踊って楽しい。皆を待っている間、間違いなくハッピーな気持ちになる。気分上々で皆を迎えて、またこの曲で皆で盛り上がってはいかがでしょうか。
(選曲・文/Kersee)

2.「Cherry Blossom Girl」 /AIR

日本人の季節感覚を代表する行事といえば、やはり春のお花見。
しかし、いざお花見当日となると、仲間とワイワイ騒いだり、周囲に気を遣ったりで、意外にじっくり風情に浸れなかったりするもの。そう思うと、実はひとり場所取りをしている時が、桜そのものを一番楽しめる時間なのかもしれませんよね。
そんな贅沢なひとときに、フランスを代表するエレクトロ・バンド、AIRの「Cherry Blossom Girl」なんていかがでしょう?2004年発表のアルバム『Talkie Walkie(トーキー・ウォーキー)』に収録されている人気曲です。目の前に広がる美しい風景を感じさせつつ、これから訪れる仲間たちとの楽しい時間も予感させるワクワク感がポイントです。
ええい、一足先にビール一缶ぐらい空けちゃいましょうか。
(選曲・文/伊藤威明)

3.「オレンジ村から春へ」/りりィ

普段は都会で仕事をしている友人達。田舎で暮らしている僕たちはなかなか会えません。でも年に一度。桜が咲く頃には、皆で集まってワイワイ楽しくお花見をするのです。タイトル通り、「春」の来訪を祝うこの曲は1975年にリリースされた資生堂のコマーシャル・ソング。女優としても活躍しているシンガー・ソングライター、りりィの曲です。「暖かい春がやって来たのだから」旧友たちに送る帰郷のメッセージ。もうすぐみんなと会える。春のワクワク感が伝わって、あなたを盛り上げてくれることでしょう。
※この曲はアルバム未収録。しかしながら「オレンジ村から春へ~ONアソシエイツ CM WORKS」(CDSOL1372)というオムニバスCDに収録されており、現在も入手可能です。
(選曲・文/旧一呉太良)

4.「Cherry Blossom」 / ALA.NI

一人の花見番。皆が来る前にかつ丼などを食べて、体を温めておくっていうのもいいかもしれません。んー、おなかも膨れて気持ちよくなってきたぞ。ちょっとゴロゴロするかぁ。こんな時に聴いてほしいのが、イギリス、ロンドン出身の女性シンガー・ソングライター、アラ・ニが歌う「Cherry Blossom」。(2016年3月に国内発売されたデビュー・アルバム「You & I」に収録)気品ある歌声が、まったりととろけるようなメロディーに乗ってあなたを包み込む。桜の花びらがチラチラと落ちる様を見ながら、ほのぼのといい気分。あくびを一つ。ちょっとのんびりしましょうか。
(選曲・文/旧一呉太良)

5.「The Cherry Blossom In Japan」 /
THE LOCH NESS MOUSE

あと1時間後に皆が来る。それまではここで待っていないと。向こうでは一足早くお花見がスタート。まだまだ風が冷たいなー。こんな時は音楽を聴いて気分転換しましょう。ノルウェーのバンド、ザ・ロッホ・ネス・マウスが作ってくれたお花見ソングです。(2016年2月に発売された「The Loch Ness Mouse」に収録)優しく語り掛けるような歌声、和気あいあいとしたコーラス、爽やかなキーボード。まだ誰も来ないけれども、うららかな春の団らんが訪れてきました。ありがとう、ノルウェーの皆さん。思えば、ゆっくり桜を眺められるのも場所取り当番の特権ですね。さて、缶ビールを1本開けて。これはお花見のリハーサル。
(選曲・文/旧一呉太良)

著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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