L→R 斉藤 弦(Gu)、菊池 遼(Vo&Gu)、前田翔平(Ba)

L→R 斉藤 弦(Gu)、菊池 遼(Vo&Gu)、前田翔平(Ba)

【the quiet room】“人生は素晴らし
い”と感じられるきっかけになってほ
しい

昨年は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』の舞台にも立ち、話題を呼んでいるthe quiet roomが、初の全国流通盤ミニアルバム『Life is wonder』をリリース。“表情豊かに生きる”をテーマにしたという今作について菊池 遼(Vo&Gu)に訊いた。
取材:高良美咲

“人生は素晴らしい”と感じられるきっかけになってほしい

地元の茨城・水戸のライヴハウスに集まる高校生で結成しました。受験シーズンになってもどうしても活動を止めたくなくて、無理矢理に集めたのが初期メンバーです。

2014年にはロッキング・オンが主催するアマチュア・アーティストコンテスト『RO69JACK 2014』で優勝を果たして、茨城で行なわれた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014』に出演しましたが、ライヴの感想や手応えは?

何千人規模のステージに立ったのは『閃光ライオット』以来2回目でしたが、『閃光ライオット』の時よりは落ち着いて演奏できたと思っています。初めて大きなステージに立った時の緊張感や高揚感が今回に関しては薄くて、これから音楽を生業にして生きていく最初の一歩のように感じました。完璧な演奏とは言えませんが、心に訴えかける演奏ができたと思います。

その後10月に現在の体制となるわけですが、活動をしていく中で、結成時と比べて何か変化はありましたか?

このバンドを結成する時に決めた、“メロディーを大切にする”ということは結成以来変わっていません。メインストリームにぶつかっていけるようなギターロックにこだわっているので、メンバーが変わってもバンドの音楽性はさほど変わったようには思いません。しかし、“ギターロック”という限られた範囲の中にどれだけ密度の高い音楽を詰められるかにこだわるようになりました。今回の作品からもファンクやらミクスチャーやら、メンバーそれぞれの好きな音楽のエッセンスを感じていただけると思います。

『RO69JACK 2014』で優勝したことによって、1月14日にミニアルバム『Life is wonder』を初の全国流通盤としてリリースしたわけですが、もともとはどのような構想があったのでしょうか?

メンバーがまだ全員10代の頃に『Lush Life e.p.』という4曲入りの音源を出して、その後すぐに次作の『Humming Life e.p.』の制作に取り掛かるんですが、その時にはすでに“Life”と名の付く三部構成にしようという構想がありました。この三部作は自主制作で作ろうと思っていたので、『Life is wonder』だけが全国流通盤になったのは僕としては予想外という感じで…。嬉しいんですけどね(笑)。

今作には「Humming Life」「tonight is the night」「Drops」など、過去に自主制作盤としてリリースしている曲も収録していますが、この6曲の選曲の理由は?

前の自主音源にも入っている曲を収録したのは、初の全国流通盤で初めて聴く人も多いと思うので、名刺代わりの一枚にしたいと思ったからです。「Humming Life」などは未だにライヴでも人気だし。この一枚を聴いていただければ、初めてライヴに来るお客さんも今のthe quiet roomを楽しめると思います。

リード曲など、今回の主軸になった曲はありますか?

主軸になったのはタイトル曲にもなった「Life is wonder」…と言いたいところなんですが、the quiet roomとしては“これがこのアルバムのリード曲だね”みたいな感覚がないように思います。どの曲もリード曲として使えるくらいの愛情を注いで作った音源なので。アルバムを作るにあたってのテーマが“表情豊かに生きる”だったので、そのテーマが今回の音源の主軸なのかなと思います。

喜怒哀楽を描いた「Humming Life」は、跳ねた語尾が聴いていてとても気持ち良いです。

“表情豊かに生きる”という今回のテーマを体現するかのような曲です。実際歌詞で“はしゃいだり、黙ったり、泣いたり、笑ったり”してますしね(笑)。ライヴでもほとんど毎回やりますし。この曲がなければ今回のCDはなかったので、再録とはいえ大事な曲です。

「wagon」はシンプルなバンドサウンドに乗せたファルセットなどの多彩な歌声が印象的でした。

年解散した盟友のバンドと回ったツアーのことを思って書いた曲です。今回の音源を出すまでに関わった方々、ライヴに通ってくれたお客さん、ライヴハウス関係者、いろんな方々への感謝の気持ちを込めました。

「雨上がりの午後に」をはじめ、日常的でリアルな楽曲が多いですね。

楽曲を作る場所や条件は特にこだわりはないですが、強いて言えばお風呂に入っている時かもしれません。身体が温まっているとスラスラと気持ちが出てくるような気がします。先ほども言いましたが“表情豊かに生きる”というテーマで曲を作っていたので、日常的でリアルな情景を切り取るような意識で曲を書いています。聴く人が共感できる、または想像を膨らますことができるというのが、ギターロックにとって重要なことだと思っています。

そんな楽曲が収録された今作は“Life is wonder”と名付けられたわけですが。

『Life is wonder』はthe quiet roomというバンドの生き様を一枚の音源にしたいというビジョンで制作を始めました。泣いている時も、笑っている時も、病める時も、健やかなる時も(笑)、このCDが聴いてくれる方々の支えになれば嬉しいです。些細なことからも“人生は素晴らしい”と感じられるきっかけの音楽になればと思います。

制作で挑戦したことはありますか?

「雨上がりの午後に」では鉄琴を叩きました。ほんの少しですが(笑)。意外に可愛く仕上がったんじゃないかと思います。他にも随所に遊び心を散りばめたので探してもらえたら嬉しいです。

どのような一枚になったと思いますか? また、作り終えた今の心境は?

今までのthe quiet roomの軌跡が詰まっているように思います。今まで応援してくれた方々にも、今回のリリースをきっかけに知ってくれた方々にも、心から聴いてもらいたい一枚にすることができました。ジャケット、歌詞カードも音源に負けないくらいこだわりました。作り終えて改めて今作を聴いていると、次の作品への意欲が沸いてきます。できるだけ早いスパンで次の作品も発表できたらと思っています。

リリース後、2月9日にはeggmanにてワンマンライヴ、2月〜3月にはツアーを予定していますね。

初のワンマンなので、気合が入りすぎて空回りしそうで怖いです(笑)。チケットもお陰さまでソールドアウトしていて、必ず良い一日になると思うので来ていただける人は一緒に楽しみましょう。ツアーは初めて行く場所も多いので、新しい出会いがたくさん待っていると思います。この記事を読んでいるみなさんの街にも行くかもしれないので、ぜひチェックお願いしますね。そして、4月13日には渋谷 WWWでのツアーファイナルも決まりました。自主企画史上最大のキャパシティなので緊張しますが、必ず満員にしてツアーの集大成をみせられたらと思います。

最後に、今作を通して初めて出会う人や、これから出会う人たちにthe quiet roomがどんなバンドなのかを説明するとしたら?

新世代のメインストリームを担うスーパーギターロックバンド“the quiet room”です。どうぞよろしく(笑)。
『Life is wonder』
    • 『Life is wonder』
    • ROJR-0037
    • 2015.01.14
    • 1620円
the quiet room プロフィール

ザ・クワイエットルーム:平均年齢20歳のギターロックバンド。2011年、茨城県水戸市で結成。『RO69JACK 2014』にて優勝アーティストに選出され、14年8月に行なわれた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014』では初日のトップバッターで出演を果たした。同年10月に現在の体制となる。15年1月14日に初の全国流通盤ミニアルバム『Life is wonder』リリース。the quiet room オフィシャルHP

OKMusic編集部

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