【peeto インタビュー】
僕にかかわってくれている以上、
みんながいい感じになってほしい

OKMusic編集部

2023年08月09日 18:00

千葉県柏発のカルチャーロックバンド・peetoから、今年の夏を彩るサマーチューンが到着！　本作以前の2作ではthe band apartの木暮栄一とQnelとして活動するKensuke Takahashiをプロデューサーに迎えることで、バンドとしても大きな成長を見せた。その経験を経たpeetoから届いた「HaHa!!」は、新たにウクレレを取り入れたハッピーなナンバーに仕上がっている。初の夏フェスも経験したバンドの今について、野田択也（Vo＆Gu）に訊いた。

“俺たちは何をやっても大丈夫！”
という自信が生まれた

「SunDays」（2022年11月発表の配信シングル）ではthe band apartの木暮栄一さんを、「最強の二人」（2023年1月発表の配信シングル）ではQnelとして活動するKensuke Takahashiさんをプロデューサーに迎えられました。改めまして、プロデューサーを迎えることになった経緯をうかがえますでしょうか？

バンドに新しい風を吹かせたかったというのが大きな理由です。プロデューサーを迎えることでどんな風が生まれるのかに興味ありました。おふたりに決まった時はワクワクしましたね。

なるほど。そんなおふたりが参加された2曲は、これまでのpeetoのサウンドにより深みを生み出してくれた印象がありました。何より音の広がりが大きな変化だと思います。プロデューサーを迎えることで、バンドとしての変化を感じることはありましたか？

制作を経て一番に感じたのは“俺たちは、やっぱり俺たちなんだ”ということですね。

というと？

いろんなアドバイスや意見をいただいて取り入れたんですけど、結局は俺たちらしい楽曲になるということで。

分かります。全体的にpeetoらしさを感じるので、4人が音を鳴らして作る楽曲はpeetoの曲ということを思いました。ただ、その楽曲にサウンドの広がりやストーリー性をより感じられるようになったのは、おふたりがいたからだと思いますね。

そうですよね。この経験ができたからこそ、“俺たちは何をやっても大丈夫！”という自信が生まれました。

確かに。プロデューサーが入ることでバンドのカラーが変わる場合もありますが、この2曲はそのような変化を感じなかったです。

作り方としても、僕が作ったデモにいいものを足してもらう作業でした。だから、届いたものを聴いて“それ、いいですね！”“こんな感じもいいですよね？”とセッションしながら作れたんです。いい意味でそれがバンドの変化を生まなかった要因だと思います。

これまでどおりの作り方にプロデューサーの意見を入れ込む作業だったと。おふたりからのご意見で驚いたことはありましたか？

「最強の二人」で入っている鍵盤の使い方には驚きましたね。「SunDays」だとリズムが大きく変化したんです。ど頭のところも木暮さんに付け足してもらって。自分にはないアイディアの引き出しをいっぱい足してもらいました。

第一線で活躍し続けられているおふたりですから、その人たちとセッションしながら曲を作れるのは貴重な経験ですよね。

そうですね。「SunDays」に関してはthe band apartのスタジオで制作とレコーディングをしているので、これも貴重な経験でした。

そんなpeetoは7月に沖縄で開催された『CORONA SUNSETS FESTIVAL 2023』にミュージシャン発掘プロジェクト「CORONA SUNSETS MAGIC MOMENT」の枠を勝ち取り、15日に出演されました。天気も良く、素晴らしい会場でお客さんの笑顔も印象的でしたが、このライヴはどうでしたか？

これまで野外でのライヴ経験が少なかったのでとても新鮮でした。沖縄だからなのかは分かりませんが、出演者もお客さんも肩の力が抜けた状態で音楽を楽しみに来ている感じも良かったです。あと、peetoと海、野外との相性がとてもいいと感じました。

私も映像を観て思いました。peetoは夏と海に最適なバンドですよね。野外でお酒を呑みながら聴きたい音楽ですから。

ですよね！　さすがにステージ上では呑まなかったですが、ライヴが終わってから速攻で呑みました（笑）。

（笑）。オーディションで出演権を勝ち取ったライヴだったので、ファンの方も嬉しかったでしょうね。

喜んでいただけましたし、投票してくれた方の気持ちを沖縄に持って行って、ステージにぶつけてきました！　沖縄へ行ける機会も少ないので、本当に嬉しかったです。バンドとしてもいい経験になりましたし、もっと野外でライヴがしたくなりました。出演依頼をお待ちしています！