【KOWICHI】身近な生活の中で生まれ
た話が
詰め込まれているからきっと伝わる


取材:ジャガー

ソロ第一弾アルバム『THE CHIPS』完成までに念頭に置いていた思いをKOWICHIはこう振り返る。

“ソロでしかやれないこと”“誰が聴いても楽しめる内容”を常に意識してました。それと俺はヒップホップの中では、いわゆるウェッサイ的な感じで認知されてると思うんだけど、自分のいる環境がたまたまそうだっただけで。“ウェッサイは聴かねーよ”みたいな人たちで、今まで俺をチェックしてなかったリスナーに喰らわせる一枚にしたかった。日本って変にジャンル分けするけど、俺はどのマーケットのヘッズが聴いても納得できる内容にしようって。特にそういう思いが強いのは『SHOW & PROVE(Prod. by DJ PMX)』で、俺のストーリーをラップしてるけど、何か目標だったり、夢を持ってる人は自分のことに当てはめて聴けると思うから、これを聴いてパワーにしてもらえたら嬉しいですね。DJ PMXのトラックで作品を出すっていうのはずっと俺の憧れだったし、目標のひとつでもあったから、実現できて誇りに思います。おかげで、どんな夢でも実現できるんだと熱い曲になりました。

DJ PMX以外にも、さまざまなアーティストとの絡みがあり、その時々のシチュエーションに応じて、多くの表情をのぞかせるKOWICHIが印象的だ。

自分がラップで100パーセントを出すと、さらに各楽曲のプロデューサーがもっと良い方向に行くような案を出してくれて、120パーセントまで自分の良さを引き出してもらえました。『HEAT IT UP feat.DJ☆GO[Prod.by DJ☆GO]』は求めてた通りの気持ちいいフックに自分のラップが映えるトラックだったし、『GET LOST (I`M NOT)[Prod.by JIGG]』もJIGGくんのディレクションが刺激になりました。他にもCIMBA、SIMON、JOYSTICKK、DJ TY-KOH、GIPPER…もう全員ハイスキルな人たちなんで、良い意味での緊張感があったし、自分を高めてもらえました。

最後に“THE CHIPS”というタイトルにこめた思いを尋ねた。

“CHIPS”には“クズ” とか、“ダイヤモンドチップス”って意味があるんですけど、俺の中では汚い石ころがダイヤみたいに輝けるのがヒップホップの魅力のひとつだと思っていて。このアルバムは一枚通して、誰にでもあるような身近な生活の中で生まれた話が詰め込まれているから、きっと伝わると思うし、本当身近に感じられるはず。それこそ、ポテトチップスみたい(笑)。3時のおやつぐらいの感覚じゃないけど、生活してく中で少し役に立てたら嬉しいですね。
KOWICHI プロフィール

コウイチ:川崎をホームに活動するラッパー。2001年に相棒D.u.g.とenmakuを結成。自身の音源はもちろん、コンピレーションアルバムへの楽曲提供や外部客演仕事をこなし、地元である神奈川はもとより東京や北関東、そして全国へとライヴの範囲を広げていく。そして、12年からはソロとしての動きを本格化。高いラップスキルとトレンドを読む力、音楽に対する柔軟性を武器にした縦横無尽な動きが期待される。オフィシャルサイト
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