L→R テラオ(Gu&Cho)、三木正明(Gu&Vo)、おがた(Ba&Vo)、ゆかちん(Dr&Cho)

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【EARNIE FROGs インタビュー】
苦しみや悲しみに抗って
これからも歌っていたい

名古屋を中心に活動する男女混声ツインヴォーカルロックバンド、EARNIE FROGsが2ndミニアルバム『イエロウ・イン・ザ・シティ』を発表。出だしからはっきりと色が分かれた多彩な7曲には、バンドと自分自身に全力で向き合ったからこそ得られた成長と決意が込められている。

ミニアルバムだから
周回の聴き心地の良さが大事

ミニアルバム『イエロウ・イン・ザ・シティ』から、2018年10月より3カ月連続で先行シングルをリリースしていますが、それぞれの選曲理由をお聞かせください。

テラオ
2018年にアルバム『キャラクター』をリリースしたあと、作曲のスランプに入ってしまって…。そこから抜け出すきっかけを作ってくれたのが「stand up crowd」で、前に進む力がとても強く、大きな可能性を感じたので選曲しました。この曲は良い意味で優等生なので、それにぶつけるように癖の強い曲を選んだ結果、「usual music」と「シニカル」を配信することにしました。配信というかたちをとることで、振り切った選曲ができたと思っています。

さらに2019年4月には「SHELTER」も先行配信していて。

テラオ
「SHELTER」は、その3曲からアルバムへと一気に推し進める意味合いを持つ曲だと感じましたし、リリース前の期待度を煽る力を持っていると思ったんです。

今作の収録曲はライヴでも披露することで長い期間にわたって育てられている印象がありますが、この期間を設けることでの発見もあったのではないでしょうか?

三木
昨年配信リリースした3曲は特にありましたね。「Stand up crowd」は思った以上に包容力のある曲だということが分かって、ライヴの最後に演奏することも増えたし、「usual music」はよりエモーショナルになって、アルバム収録時には間奏のアレンジも少し変わりました。「シニカル」の演奏は難しいのですが、その分、今までのアーニーでは出せなかった雰囲気を演出できるようになって、ライヴの幅も広がった感じがします。

そして今作ですが、タイトルとジャケットに“イエロウ(黄色)”が入っているのも気になりました。

おがた
“現代の日本という土地に生きる人々”という意味を込めて黄色を使用しています。黄色は警戒色なので、視覚的にハッとさせたいという意図も込めました。

ロックもバラードもポップも詰め込まれた振り幅の広い一枚で、音楽を奏でる喜びや好奇心のような活き活きとしたバンドの状態が伝わってきました。

ゆかちん
今回は全員同じ音楽制作ソフトを使用して曲作りをしたので、曲の雰囲気やフレーズ、メロディーがすぐに共有できたことがとても良かったと思います。ドラムのビートひとつとっても、みんなと共有して作っていく作業は今までなかったので、いつもより濃く自由で楽しく制作できて、それが音になって伝わっていたら嬉しいです。

1曲目であり、リード曲でもある「シニカル」は出だしからヴォーカルとバンドの音が一斉に入ってくるので、一気にEARNIE FROGsの世界に飲み込まれるような感覚があって、ラストの「stand up crowd」を聴き終えてからも、ループして「シニカル」に戻ってくると終わりがない作品のように感じます。

テラオ
ミニアルバムは周回の聴き心地が良いことが大事だと思っているので、曲順は最後の「Stand up crowd」からまた1曲目の「シニカル」に戻った時に“もう1周聴いてみようかな”って思ってもらえるように意識しました。でも、各曲の制作に関しては毎回その曲が呼ぶ方向性をメンバーそれぞれの解釈を融合させて組み立てているので、そういう作品の全体像を狙うっていうのはほとんどない気がしますね。その曲が一番良く聴こえる姿をメンバー全員でひたすら探して、かたちにしたらそうなりました。

「シニカル」の歌詞を聴いて楽しい夜に身を任せて現実逃避をする人々を想像しましたが、タイトルの意味を考えるとその様子を第三者目線で眺めているようにも思えて。

おがた
テラオの作った曲に歌詞とメロディーを付けて制作しましたが、このタイトルは曲が送られてきた時からすでに付いていたんです。シニカルには“皮肉な態度をとるさま、冷笑的”という意味があり、私の場合そういった態度は自分に対してとることがほとんどなので、そこからイメージを広げました。自分の人生に不満や物足りなさを感じているから自分自身をシニカルな目で見てしまう…実生活→party night→現実逃避→実生活のループだなと。
L→R テラオ(Gu&Cho)、三木正明(Gu&Vo)、おがた(Ba&Vo)、ゆかちん(Dr&Cho)

OKMusic編集部

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