Keisandeath

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【Keisandeath インタビュー】
常に驚かせ、喜ばせる! 
メタル系SSWが抱く密かな野望?

メタル/ラウドロックなサウンドを基調に日常をポップに切り取り、さまざまな歌として表してきたメタル系シンガーソングライターKeisandeath。そんな彼女が1stミニアルバム『Got In The Deep Room』を発表。4曲4種な“気持ちの良い裏切り”が詰まった今作とともに今後の野望を語ってくれた。

“メタル系シンガーソングライター”と称されるKeisandeathですが、まずはその定義から教えてください。

私は自分で楽曲を作っているんですが、楽曲は主にメタルを根底に、そこにかわいらしさやカッコ良さを入れ込んだものだったりするんです。それらを総してこう名付けました。とはいえ、他にもポップなことやふざけたことも全然やっちゃってますが(笑)。

YouTubeでのご自身のチャンネルそのまんまですね(笑)。そのメタルがバックボーンになったきっかけは?

X JAPANさんでした。母が好んで聴いていたこともあって。その中でも当初は彼らのバラード曲が好きだったんです。“美しい曲だな…”なんて子供ながら感じていて。で、それらを聴き込むうちに、いつの間にか彼らの激しい曲のほうに魅せられていったんです。今ではすっかり激しい曲じゃないと満足できなくなっちゃってますね(笑)。

YouTubeチャンネル内のカバー曲も国内外のゴリッとしたメタル系が主ですもんね。そもそもあのチャンネル自体、何を意図に開始を?

とりあえずいろいろなことをやってみて、その中でみなさんに何かが引っかかってくれたらいいなと思って始めたんです。これまで手探りでやってきましたが、ここ最近はやっていることが固まり始めて。いわゆる発信の中心が自分の音楽になってきたんです。やはりいろいろとやっていても、逆に正体が見えにくくなるだけだと気付いて。よく“何がやりたいか分からない”なんて指摘も受けてましたから。その音楽的評価が高くなってきたし、自分でもそっちで評価されたほうが嬉しいですからね。結構海外からのアクセスもあるんですよ。熱心に感想のコメントも書いてくださったり。海外のみなさんは、私が日本ではもっと人気のあるアーティストだと思ってくださっているみたいで(笑)。

そんな中、昨年11月発表(※全国販売は2018年1月)の初のフルアルバム『THE FIRST』は、文字通り1枚目ならではのこれまでの集大成的なバラエティーさで。メタルやラウドロックな楽曲を軸にいろいろなタイプの楽曲が収まってましたね。

それこそあれは地元の秋田に居た頃の曲も含め、私のここまでのメモリアル的な一枚ですね。これまでの楽曲をほぼ入れたと言ってもいいぐらい。あと、バラエティーさや幅に関しては、みなさんの気分で好きな曲が分かれたりするだろうし、初めましての方にも入りやすいようい、あえて間口を広く設けたところもあったんです。

その中から“これだ!!”と見えたものがあり、今作『Got In The Deep Room』に至った感があります。今回も4曲各々ながらも、どの曲も根底には何か一本太い幹で貫かれている印象を持ちました。

4曲それぞれながら、きちんとメタルやハードさで貫かれている。その辺りを特化した、私ならではの作品を目指しました。あとは、よりライヴで映える曲。それから私の場合、多彩さもテーマだったりするので、その多彩さ。そして、良い意味での裏切りですね。

私も今回裏切られたクチです。てっきり今作はラウドロックやアニソンっぽい路線を予想してましたが、結果ミッドテンポでどっしりとした歌ものなハードロック路線だったので意外でした。

私の中に、常に“新しい自分を見てもらいたい”“知ってもらいたい”願望があるんです。聴き手や観る方を驚かせたい、感心させたい願望とでもいうか…。だけど、裏切りすぎないようにも意識していて。なので、今回もこのような曲調ながら、どれも根底にはメタル的なギターを入れてるんです。あとは、これまで応援してくださった方に向け、その方たちがさらに喜んでもらえる要素も多分に入れ込んでみました。

その要素というのは?

私の主なお客さんの層って、若干年齢の高い男性が多いんです。その方々が聴いて懐かしがってもらったり、親しんでもらいやすいような楽曲を目指して作りました。おかげさまで評判も良好で。

往年のハードロックの匂いのする曲もあったりしますもんね。しかし、これだけ多彩だと、逆に本質が見えにくくなりそうな懸念もありますが。

そこを統一しているのが私の歌声とハードさを宿している部分なんじゃないかと。そのふたつさえあれば、どんなタイプの曲調やテンポだろうが、“全て私なんです!”との自負があるんです。その辺りは私のライヴを観てもらえるとよく分かる部分で。ライヴでもいろいろな曲調が飛び出すし、ギターを弾きながら歌ったり、ギターソロを披露したり、パフォーマンスやダンサーも入れて歌って踊って…って内容なんですが、不思議と統一感があると評判で。その理由がさっきの“私らしさ”なのかなって。なので、その辺りの不安や懸念は一切ないですね。逆にまだまだやりたいことや、音楽性的に開けていない引き出しもあるので、それをいつ出そうか楽しみにしていたりもします。

今回は4曲入りなので、てっきりスピーディで掴み的な曲でくると予想していましたが、ミッドテンポな曲できたのも、ある意味驚きでした。

今回はさらに歌を聴いてもらいたかったんです。より楽曲の中心に歌を置きたくて。なので、歌詞にも意味を持たせたり、メッセージを含ませたり、歌物語を展開したりと、どの曲も“聴ける”ものを提示してみました。それから、どれも基本ポジティブで前向きさを宿しているところも特徴で。あっ、ボーナストラックの「まねきのえかきうた」は除きますよ(笑)。あと、私は実はこういったミドルテンポのほうが得意で、歌いやすかったりするんです。

最後に今後のKeisandeathのビジョンや野望を訊かせてください。

これからもみなさんを裏切りつつ、楽しんでもらえる作品やライヴをしていきたいです。自分がカッコ良いと感じられる楽曲をこれからも残していきたくて。今回はミドルテンポの楽曲ばかりでしたが、次は逆にアッパーでいってもいいかな。やはり私の本質でもあるライヴにさらに多くの方に来ていただきたいので、それにつながる発信をこれからも続けていきます。期待に応えながらも常に裏切りも忍ばせる、そんなスタンスで活動していきたいですね。

取材:池田スカオ和宏

ミニアルバム『Got In The Deep Room』2018年5月1日発売 ZUKKA RECORDS
    • KSDZK-0002
    • ¥1,800(税込)
Keisandeath プロフィール

ケイサンデス:秋田県出身のメタル系シンガーソングライター。3歳の時からピアノを始め、11歳からX JAPANのHIDEに憧れてギターを始める。13歳でバンドを始めたことがきっかけで作曲をしてみたところ、意外とできてしまったのでそれから作曲も開始。アプリ『17 Live』(イチナナ)でのライヴ配信も定期的に行なっている。Keisandeath オフィシャルHP

Keisandeath
ミニアルバム『Got In The Deep Room』

「Got In The Deep Room」MV

OKMusic編集部

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