野元ノア

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【野元ノア インタビュー】
自分ができることを
最大限に活かしてやっていきたい

レコーディングが完了した時は
すごく楽しい気分になっていた

ノアくんのXにもその時の写真がリポストされてますね。今回のデビュー曲「キャラクター」は、そんなLOUDNESSの高崎 晃さんが作曲、ノアくんが作詞を担当した楽曲なんですね。

普段から曲のアイディアをノートに書き溜めているんですけど、イメージやストーリーなど曲の原案を渡して、それをもとに高崎さんが作ってくれた曲に、歌詞を書いていったという流れですね。僕からは何もリクエストなど言っていないのに、本当に“キャラクター”というイメージにぴったり合った曲を作ってくださってさすがだなって思いました。メロディーに歌詞を置いていくかたちで仕上げていきました。

ノアくんが書き留めていた世界観はどんなふうに発展していきました?

最初は普通にいろんなことを語りかけているような文章だったんですけど、出来上がってきた曲を聴いて…歌詞の中に《嵐が来ても/そのうちきっと/青い青い空に/変えてみせるさ》という天候をも変えるようなフレーズがあるんですけど、そんな自信のある歌詞はその曲に刺激されてできたものです。

命が尽きるまで挑み続けようとか、仲間との旅が始まるとかすごくポジティブな内容になっていますが、曲に後押しされて力をもらったみたいな部分もあったんですね。

はい。もともとは“自分はすごいんだぜ”みたいな感じはなく むしろサブキャラが似合うくらいに思っていたんですけど、曲に言葉を組み合わせていく中で高崎さんのパワーに押されるようにして、みんなを引っ張っていくような力強い歌詞が出来上がりました。

進学や社会に出る人とか、そういう人生の新しい場面に進んでいく人には本当に力を与えてくれる曲になったんじゃないかと思います。

それをこの時期に出すことで、聴いてくださる人にどう影響していくかっていうのも楽しみです。《壁だって 崖だって》という歌詞があって、それぞれの人生の中で起きるいろんなことを壁や崖と表現してるんですけど、その人生の頑張りや苦労とかに照らし合わせて聴いていただけたら嬉しいですね。

歌詞に“我武者羅”というフレーズが出てきますが、LOUDNESSの最新アルバム及びツアータイトルも“SUNBURST〜我武者羅”でしたよね。

高崎さんが曲を作ってくれたことに対する感謝やリスペクトを込めて、遊び心で入れてみました(笑)。あと、LOUDNESSのすごく好きな曲のタイトルを台詞で歌詞に入れたんです。(「PICTURE YOUR LIFE」、アルバム『SPIRITUAL KANOE~輪廻転生』収録曲)最後のほうに小さな音で。そういう隠れたリスペクトの断片が音の中に入っています。LOUDNESSをきっかけに僕を知ってくださった人が「キャラクター」を聴いた時、LOUDNESSのファンの方だったら分かるような面白いものが入っているので気づいていただけたら嬉しいですね。

レコーディング中は変声期で大変だったみたいですね。

そうなんです。見計らったようにレコーディングの少し前くらいから喉が少し痛くなって、レコーディング中に声が出なくなってしまって。“そんなことある!?”みたいな。レコーディングも長引いちゃったり、いろいろ悩まされたんですけど、納得できる歌として何回も撮り直して良いものができました。

完成してみて、今はどう感じてますか?

楽しく歌えたのが良かったと思いますね。変声期中にレコーディングがあったので悩むところもあったし、ちょっと暗い気持ちもあったんですけど、だんだんと声が出るようになって、レコーディングが完了した時はすごく楽しい気分になっていました。それが「キャラクター」という曲を歌う中で一番いい感情だったので、その“楽しい”が出せて良かったです。「キャラクター」の歌詞にもある“困難に立ち向かうぞ!”という想いと励ますようなイメージを、自分が困難に陥ることで逆に体現するという。今考えてみると本当に面白いことがリアルに起きたんだなと思いますね。

将来はどんなアーティストになっていきたいですか?

いろんなジャンルの歌やダンスなど、自分ができることを最大限に活かしてやっていきたいです。

MVではギターも弾いてますね。

はい。「キャラクター」も自分で全部弾けるようになりたいです。リフの部分だけちょっと弾けるんですけど。ギターもダンスもDTMで曲を作ったり、歌詞を書くということも、いろいろ強みにしていきたいと思っています。

当面の目標と将来的な夢は?

まずはライヴやツアー。日本で頑張っていきたいというのももちろんありますけど、海外にも自分の歌が届いたらいいなって思っています。

取材:舟見佳子

配信シングル「キャラクター」2024年3月27日リリース DREAMRIDER/TSUBASA RECORDS
    • ※詳細はオフィシャルHPなどをチェック
野元ノア プロフィール

ノモトノア:アクターズスクール広島に通う中で音楽に興味を持ち、小学3年生の時にオーディション『MUSIC POP BOY第一回』で最高位の「AWSOME POPBOY」を受賞。7歳の時にライヴで歌ったONE OK ROCKの「We are」の模様をYouTubeに公開したこときっかけに“歌ってみた”動画をアップし続け、10歳の時に歌ったLOUDNESSの「INFLAME」の動画がメンバーの目に止まり、11歳の時にLOUDNESSのライヴにゲスト出演を果たす。そして、2024年3月にそんなLOUDNESSの高崎 晃が作曲、自身が作詞した「キャラクター」を初のオリジナル音源として配信リリース。野元ノア オフィシャルHP

10歳が歌ってみた
怪物ヘヴィ・メタルバンド
LOUDNESS「INFLAME」

OKMusic編集部

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