劇場公開を切望。
音楽ドキュメンタリーの大傑作
トーキング・ヘッズの
『ストップ・メイキング・センス』
『アメリカン・ユートピア』の深い感動に浸りながら、『ストップ・メイキング・センス』の素晴らしさ、凄さも仲間うちで述懐しつつ、トーキング・ヘッズに想いを馳せることがここ1、2年何度もあった。そんな時にふいにネット上で公開されたのが『ストップ・メイキング・センス』のオフィシャルトレイラー映像だった。『アメリカン・ユートピア』ではデヴィッド・バーンたち出演者が自転車に乗って、劇場の楽屋入りする場面がエンディングロールだった。その続編みたいに、クリーニング店にやってきたデヴィッド・バーンが、預けていたあの「ビッグ・スーツ」を受け取って、嬉しそうに自転車で帰っていくというもの。久しぶりに鏡の前でスーツを羽織ったバーンはすっかり白髪になっているものの、彼ならではのユーモアのセンスは健在。もしかして? と期待させるには充分な映像だった。